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自室redmineサーバ上にローカルDNS(BIND)構築と解決。

先日の続き。「Windows機のクライアントでの名前解決不可」問題の解決篇です。

原因

/etc/bind/named.conf.options を修正する際、

+        allow-query { localhost; internal-network; };
+        allow-transfer { localhost; };
+        recursion yes;

-       listen-on-v6 { any; };
+       listen-on-v6 { none; };

として、IPv6でリッスンしないような修正を施したことが原因でした。

それが証拠に、Windowsクライアントのコマンドプロンプトで

nslookup

を実行したときにIPv6アドレスが現れていたのです。

そこで、以下を修正していきます。

解決策

LinuxサーバのIPv6無効化

OSはUbuntu派生Kubuntu 20.04 LTSで実証です。

UbuntuでIPv6を無効にする

https://qiita.com/htshozawa/items/77dd0be079cdf817a5a6

の記事を参考に、Ubuntu 20.04のIPv6を永続的に無効にします。

その後、もう一手間ありました。

Windows 11クライアントのIPv6無効化

今度はWindows側の設定です。「ファイル名を指定して実行」から

ncpa.cpl

と入力し、イーサネット>プロパティから「インターネットプロトコルバージョン6(TCP/IPv6)のチェックを外します。

そして再起動。

結果:

うまくいきました。

無事、Windows機のクライアントでの名前解決も成功です。

自室redmineサーバ上にローカルDNS(BIND)構築と失敗。

やりたいこと

サーバのローカルIPアドレス/redmine から自室サーバのredmineにアクセスするのではなく、

任意の名前/redmine

として、名前解決をできるようにしたい。

そこで、サーバ内にローカルDNSを立てます。

やったこと

基本的にはこちらのサイトを参照して行っただけです。

BIND : 内部ネットワーク向けの設定

https://www.server-world.info/query?os=Ubuntu_20.04&p=dns&f=1
  • ローカルドメイン名は: shizuku.hioriに設定。
  • 内部NWは192.168.1.0/24。
  • IPv4のみでの運用。

結果

設定後、名前解決できることを確認しました。

mio.shizuku.hiori/redmine

アクセス後

にアクセスできるまではよかったのですが、問題が発生。

他クライアントでの名前解決不可

Windowsクライアントで名前解決ができないという結果に。

  • Windowsでのネットワーク設定で構築したDNSサーバのIPを入力
  • Linuxサーバ上では正常に名前解決できる

にも関わらずです。

ワークアラウンド

やむなく、Windows機のhostsファイルをいじるという本末転倒な運用に終わりました。

これはもう一度、確認が必要です。

※その後

LinuxとWindows両方の設定変更で解決しました。

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