概要
この「割れないティーポット」を用いてからというものの、割と真剣に「いかにしておいしい紅茶を入れることができるか」を探求しています。
そこで、『動物農場』や『1984年』などで知られる英国の作家、ジョージ・オーウェルによるエッセイ『一杯のおいしい紅茶』で紹介されているポイントを挙げたいと思います。
オーウェル卿が指摘する黄金のルール(さらっと抜き出し)
- 茶葉はインドかスリランカのものを使う。
- 紅茶は少量ずつ入れる。(つまり、ティーポットで入れる)
- ティーポットは金属製以外。(陶磁器を推奨している)
- ポットは事前に温める。
- 濃い紅茶を入れる。
- 茶葉は直接ポットに入れるべき。
- 茶葉を踊らせる。
- 円筒形のカップを用いて暖かい状態を保つ。
- ミルクティーの場合は紅茶が先。(これは議論の余地あり)
- 砂糖無しで飲むべき。
このうち、実行しているもの
紅茶は少量ずつ入れる。(つまり、ティーポットで入れる)
そのためにこのティーポットを用いているようなものです。
ティーポットは金属製以外。(陶磁器を推奨している)
オーウェル卿が存命の折、このような材質(強化プラスチック)はあったのかは不明です。
ですが、こちらは
- 茶こし以外の金属臭がなく
- 保温性に優れる
- 耐久性は保証付き
となっています。
ポットは事前に温める。
時間があるときに実施。ダージリンやルイボスティーなどの高い水温が求められるお茶ではこの手間を加えるだけで全然味が違います。
円筒形のカップを用いて暖かい状態を保つ。
同じく、陶器製のマグカップを利用。ティーポットとマグカップに水を張ってレンジで温めることでこの状態を実現しています。
状況によって使い分けているもの
茶葉はインドかスリランカのものを使う。
カフェイン摂取を制限しているため、デカフェやルイボス、ハーブティーの割合の方が多いです。ですが、上記2つの茶葉は朝一番に飲んでいます。
濃い紅茶を入れる。
こちらも好みによりけり。渋みが強めに出るような茶葉では敢えて抑えることがあります。
茶葉を踊らせる。
「ステンレス製の茶こしの中で」という条件付き。
沸騰したてのお湯を使う。
デカフェで沸騰したてのお湯を用いると雑味が出るパターンが少しありました。
ミルクティーの場合は紅茶が先。(これは議論の余地あり)
英国での永遠の議論の種。これに関してはコメントを持ちません。(そもそもミルクティーは週に1~2回程度なので)
砂糖無しで飲むべき。
これもよりけりだと思います。以前に述べたキャンディス入りやドライフルーツを足して飲んで糖分も補給しています。
現時点での結論として
- ティーポットを用いる
- ティーポットとマグカップは温める
- 飲んでいる間は暖かい状態を保つ
の3つを守るだけでも、相当、紅茶の質は上がるというのが現時点での感想です。