相変わらず快晴が続く九州。2日目は別府から宮崎の高千穂を経由して霧島へと向かう大移動となりました。
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まず向かったのは別府の湯の花採取場。粘土と藁葺き屋根を用いて昔ながらの製法で作っているそうです。
それからやまなみハイウェイを用いて南進していきます。「やまなみ」の言葉が示す通り、青空の下で見る九州の山々は絶景の一言。特に感動したのは
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この、車窓から撮影した阿蘇連山。涅槃像のようになっているのが印象的でした。
様々な景色を楽しみながら観光バスは大分を突っ切り、宮崎の高千穂渓谷に向かいます。ここは前から行きたかった、言わばメインイベントです。
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2つの橋がお出迎え。降り注ぐ陽光と爽やかな湿度の中、軽くウォーキングをしていきます。
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この自然が織りなす渓谷の素晴らしい風景は「神話の故郷」高千穂に相応しいものです。
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パンフレットにもよく出てくる「真名井の滝」を撮影。滝の至近距離にボートが浮かんでいるのは、なかなか他では見られない光景です。
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真上から見下ろす水の色も特筆すべきものがありました。この、深い緑は他の渓谷でも見られるものではありません。
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昼食をいただき、腹ごなしの散歩で見つけた曼珠沙華。そうして、渓谷美を堪能した後に高千穂神社を参拝しました。
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本殿はもとより、境内からひしひしと感じる荘厳な雰囲気に圧倒されました。そこでおみくじを引いたら「大吉」。僕は神社ではよく大吉を引きますが、それは「ご祭神と相性がいい証拠」だそうで、有難いことです。
その後は一般道や高速を乗って行き、鹿児島に大移動。最後の目的地は天孫降臨と馴染みが深い霧島神社です。
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この辺りは僕の先祖の故郷の地なので、「身体がここを知っている」不思議な感覚に包まれました。そして、「西の日光」と言われるだけの絢爛な建物の造りと、今日一番感動した場所でした。
それから程なくして、2日目の宿に到着。
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宿の窓から桜島が見える絶好のロケーション。温泉の質も肌に合い、ようやく「九州で温泉を堪能」した形となりました。
3日目は一度桜島の近くに訪れた後、また北上する移動が続きます。尤も、それも「美味しい部分だけ巡る」ツアーの利点でもありますけれど。
(続きます)