長崎の宿は「矢太樓」という山の上にあるホテル。先帝両陛下がお泊りになられた格式ある宿ということもあり、普段の個人旅行だったら値段の面でも予約できない場所。そこに宿泊できるのはツアーならではです。
室内に入った瞬間、長崎市街を一望できる窓からの風景に息を呑みました。
荷物の整理もそこそこに、「世界新三大夜景」に選ばれた長崎を目に焼き付けていきます。
日が落ちるに連れてイルミネーションは輝きを増していきます。
日が沈みかけた時は宝石箱をひっくり返したような光の洪水でした。
夜ともなると、漆黒の空がキャンバスになり、「1000万ドルの夜景」とも称される光の競演に見とれていました。余りにも勿体ないので、この日の夜は窓を開けたまま寝たほどです。
そして、4時半頃―― 目に突き刺すような光で目が覚めました。まだ夜が明けてないのになぜだろうと思ったら
部屋に差し込んできたのは月光。十六夜の月が市街を照らしていたのです。慌ててカメラを取り出して撮影した次第です。
これまで様々な夜景をカメラに収めてきましたが「宿の部屋から動くことなく夜景を楽しむ」のは実は初めての体験です。これが味わえただけでも、このツアーは大収穫でした。
次の投稿では最終日の光景をご紹介する予定です。
(続きます)