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ボードゲーム『ぬくみ温泉繁盛記』いけすプレイのすすめ

お気軽お手軽にセットアップできる王道のワーカープレースメント『ぬくみ温泉繁盛記』。Twitterで何度か目にしたプレイがかなり有効でした。

タイトルにあるように、部屋タイルに「いけす」を固めるというネタみたいな戦略。これがなかなかどうして安定するのです。

  • 魚で賄える給金が「4」と破格。
  • 賄って浮いたお金を助っ人での仕入れにつなげられる。
  • 一室でもいけすができてしまえば2室目、3室目の建築がたやすい。
  • 上記理由により、採掘や伐採でのダイス運に頼ることを軽減できる。

特に、個人方針《自慢の料理》(『菜園』『いけす』鶏3羽以上で+12点)を引いたときの爆発力は相当のものです。

今日のソロプレイでは伐採も採掘もダイス運に恵まれなかったものの、先ほどの長所により安定した旅館運営を続け、最終的に150点「ソロ実績:温泉街一の温泉旅館」の称号が得られました。

肝心の温泉がないという奇妙な旅館ですが、ダイスにあまり頼らずそこそこの点数を稼ぎたいという方にオススメできるという検証結果になりました。

ボードゲーム『ぬくみ温泉繁盛記』開封とソロプレイ感想。

8月の終わりに購入したボードゲーム『ぬくみ温泉繁盛記』のソロプレイを行う機会を作りました。

プレイヤーは従業員を派遣して資源を算出したり部屋を増築したり。

ゲームシステムそのものは王道のワーカープレースメント。そこに「増築した部屋タイルによる拡大再生産」が加わります。(もちろん、タイルそのもののに勝利点があります)

このゲームの特徴と言えるのが、この「助っ人」の存在。

・(アクションスペースで)プレイして様々な恩恵を受ける。
・仕入れフェイズでこのカードと資金を支払って資源を受け取る。
・アクションでダイスを用いる際に出目を操作できる。

と、中核をなすオリジナルシステムとなっていたのが特徴的でした。

ソロプレイは「ブロック&スコアアタック型」。アクションフェイズの前に12面ダイスを振って、その出目に応じたアクションスペースが使えなくなります。

システムは慣れ親しんでいましたし、マニュアルのサマリーも充実していたのでゲームはサクサク進みました。

強力な助っ人やダイス運に恵まれ、たった1部屋しかない貴賓室を建てられたこともあり184点。(日本一の温泉旅館)

一通り遊んだ感動として……

・王道ながら助っ人がいいスパイスになっている。
・ダイス運があるため、ワカプレ特有の「経験者絶対有利」が緩和されている。
・ワーカーへの支払いが『アルルの丘』ぐらいに緩い。
・その支払も部屋タイルができてしまえば帳消しにできる。
・そのため、後半は拡大再生産によるビッグアクションが期待できる
・丁寧に作り込まれたバックグラウンド/フレーバーによる没入感。

スタートプレイヤーマーカーの猫もお気に入り。

総じて「買って良かった」系のボードゲームでした。

ボードゲーム『アンダーウォーターシティーズ』感想。

土曜日に手に入れたボードゲーム『アンダーウォーターシティーズ』。

プレイヤーは海底都市国家樹立プロジェクトの責任者として、あらゆる手段を執っていきます。

「海の底に人が住めるようにする」遠大な目標のため、

  • 人が住めるような都市を造る
  • 住人に食糧が供給されるようにする
  • 地上から海底都市へ、そしてまた別の海底都市へとつなぐ交通網を整備する
  • 海底の豊富な資源を都市から得られるように生産施設を建築する
  • そんな施設を改良していく

と、多岐にわたっています。

しかし、プレイヤーが行うことは「緑・赤・黄色のアクションスペースにタイルを置き、カード1枚を消費する」

のみ。そこからカードの色が合えばスペースの効果にカードの効果も追加されます。

そして資源獲得や施設の建設、他のカードの使用/入手を繰り返して10ターン(3世代)が終わればゲームが終了し、条件に従って得点計算。一番高い勝利点を稼いだ人が勝利です。(ソロプレイでは7つの都市をつなぎ、100点以上稼ぐがクリア条件です)

プレイした印象は「様々なボードゲームにシステムが似ていて、いずれも違う。なのに、楽しい」という不思議な作品でした。

  • タイルを置くことでアクションが発動するワーカープレースメント
    • 資源獲得
    • 食糧供給
  • アクションや得られる資源が派手になる拡大再生産
  • 各種建物や資源の組み合わせにより得点が変わるセットコレクション
  • タイルプレースメントというよりは「ビルディングプレースメント」と言うべき箱庭構築

など、多くのボードゲームで遊んだ人ほど「どこかで見たことある」と思うことしきり。なので、遊んで行くほど

  • アクションを先取りされないような立ち回り
  • やりたいアクションと一致した色のカードが引けるように祈るときの緊張感
  • だんだんと都市ができていく充足感
  • 規定ターンに訪れる資源獲得の嬉しさ
  • 世代ごとに強くなるカードの爽快感

といったシステムの出来に驚かされます。

何よりも、この、いかにもSFチックな「海底都市」というコンポーネントが没入感へと誘ってくれます。

慣れていないうちは拡大再生産特有の序盤のもたつきによるどん詰まりに苦しめられるので、多少の練習が必要。

この独特の世界観やインパクトの強いコンポーネントに惹かれた方には是非ともおすすめしたいゲームです。

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