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休日のソロゲー。(ユーコン・エアウェイズ)

ボードゲーム「物理」をもっと動かしたいという気分となったので、数年ぶりに稼働させました。

ユーコン・エアウェイズ

ユーコン準州の水上飛行機会社をモチーフにした

  • ピック&デリバリー
  • リソース管理
  • 盤面強化
  • 手札管理

などが楽しい作品。余りにも久しぶりだったこととお金を稼ぐことだけに注力し、肝心の顧客を「連れ回す」ことができず。

結局、ルーキー止まりで終わりました。

ゲームがやや複雑かと思ったのですけれど、

  • 「いかにしてリソースを管理するか」
  • 客(ダイス)を汲み取って高収入を得るための方法を考える
  • カードをやりくりする

などがいい作品。こちらはまだソロでしか遊んでいないので、他の人たちを交えてやっていきたい作品です。

AIのイメージで描いてもらった大自然

2020年私的ボードゲームまとめ。

1年の総決算期。今年買ったボードゲームで良かった作品をノミネートしていきます。

1.エバーデール(ワーカープレースメント/セットコレクション)
とにかく中央に置かれるボードが派手派手。全体的なラウンドは4なのに、次々にコンボが連鎖して場が整っていく様は小気味が良かったです。

2.真打(セットコレクション/ドラフト)
「落語」のイメージを全面に出し、システムもルールも実によく寝られていました。これをプレイしたあとに実際に寄席に訪れたほどです。

3.大鎌戦役(アクションセレクト/エンジンビルド)
様々な意味で重いゲーム。if世界の東欧を舞台に「メック」と呼ばれる機会が闊歩するテイストはもちろん、生産拠点の確立やエリアマジョリティの展開など、どれもが「これぞ」というのにふさわしいものでした。

4.アンダーウォーターシティーズ(ワーカープレースメント/セットコレクション)
海中都市の構築ゲーム。箱庭も、カードのコンボも、拡大再生産とモデルとなったシステムが透けて見えながらもオリジナリティあふれるゲームは得難い感覚です。

5.コールドウォーター・クラウン(ワーカープレースメント/セットコレクション)
この手のゲームにしてはライトに、そして運が絶妙に絡む釣りゲーム。折しも自宅待機の時期でしたから、このゲームでアウトドア気分を味わえたのは行幸でした。

6.ガイアプロジェクト(アクションセレクト/エンジンビルド)
ゲームの重さという点では先の『大鎌戦役』に勝るとも劣りません。運の要素がまったくなく、完全に実力が問われる戦略ゲーム。「どうすれば得点を稼げるか」で一日中遊んでいられました。ソロプレイのシステムも素晴らしかったです。

7.フレッシュウォーター・フライ(ダイスドラフト/セットコレクション)
『コールドウォーター・クラウン』と同じデザイナーの渓流釣りに特化した釣りゲーム。運が絡むのは同じですが、ハッチに合わせて毛鉤を変えたり上流から流して本命を釣り上げようとしたり。

8.ユーコン・エアウェイズ(ダイスドラフト/ピック&デリバリー)
カナダのユーコン準州を舞台に水上機をあちこち飛ばしていきます。飛行機のコクピットを模した個人ボードは各種機能をアンロックしたり得られるボーナスを増加させるメカニズム。作者の実体験をもとにしただけあり、とても良く寝られたゲームでした。

9.ぬくみ温泉繁盛記(ワーカープレースメント/タイルプレースメント)
超王道のワーカープレースメント。飯の支払いがとてもゆるいためとっつきやすく、ダイス運が絡むので経験者絶対有利が程よく緩和されています。施設タイルによる拡大再生産もあり、八面六臂に活躍する「助っ人」に助けられたりと楽しさ満点です。

10.ハーベイシャス(セットコレクション/チキンレース)
ひたすらに簡単なルールに比してジレンマに満ち溢れ、熾烈な読み合いが激しいプランター栽培ゲーム。「得点の機会」と「ゲームが終わるタイミング」の2点のバランスがとても悩ましいものでした。

以上10作品。個人的な大賞その他は大晦日あたりに。

ボードゲーム『ユーコン・エアウェイズ』感想。

ハンド/リソースマネージメントがワーカープレイスメントと上手く組み合わさって、システムとフレーバーが調和しているピック&デリバリーゲームです。

プレイヤーはカナダ・ユーコン準州のチャーター便で働く水上機パイロット達。客(ダイス)が各ゲートでどんな大自然に連れて行ってくれるのかと待ち受けています。

しかし、燃料は乏しいので乗客を減らして節約したり、乗客が気に入る場所に連れて行ったことを会社にアピールし、様々なボーナスを受け取って自機を改良していく必要があります。

そうして、客を運びつつ各種機能を改良して火曜日〜日曜日にわたる6ラウンドを繰り返し、一番報酬を稼いだプレイヤーが勝者となります。

ラウンドの流れはコンポーネントの量に比して比較的軽め。

  • マーカーをゲートに配置して、乗客(ダイス)をピックアップする。(この時にゲートのボーナスを発動する)
  • ピックアップした際、条件に応じてお金を支払い、隣接するゲートの乗客を自分のゲートに呼び込める。
  • ピックアップした乗客に合わせて燃料を調整。
  • 手札のチケットを場に出して、その上に乗客を置く。その際、追加のチケットを差し込み、マークが3つ揃えば追加ボーナスあり。
  • チケットの場所に水上機を飛ばす。
  • ダイス色と、場所に置かれているキューブの色が一致すればそれを取り去り、個人ボードの相当する場所に置くとともに以下を選ぶ。(これ移行継続する
    • 機能を一つアンロックする
    • 各種メーターをキューブの分だけ増やす
  • 乗客を運んだ場所に書かれている報酬を受け取る。

このゲームが見事だと思ったのは、スタートプレイヤーの取り合いとボーナスのジレンマです。

手番順を決めるゲートは後ろの方ほど恩恵があります。しかし、ボーナスが発動するキューブは有限。そして、先の手番の人は、後の手番に来るであろうゲートの客を文字通りの意味で奪い取れます。

また、各種機能をアンロックして燃料を増やさないと行けない場所もありますし、ゲーム終了時に乗客を何箇所運んだかの報酬の割合が異様に高いため、色々なところに水上機を飛ばさなければなりません。

総じて

  • スタートプレイヤー争いとボーナスのジレンマ
  • 燃料と手札のシビアな管理

が素敵に調和しています。そして、示したように飛行機の計器を模した個人ボードは雰囲気ピッタリ。

プレイ時間の割にセットアップしやすいコンポーネントに軽めのインスト時間。それでいて要素がてんこ盛りと、中量級寄りの重量ゲームです。

2020年8月29日のZENタイル。(ボードゲーム到着)

午前中、部屋の片付けをしていたり『ライザのアトリエ』のDLCの難易度の高さに軽い恐怖を感じたり。

そんな中、まとめて注文していたボードゲームが到着しました。

  • 鉄道会社の社長となって、伝説のオリエント急行の再現を目指す『ファーストクラス』。
  • 水上機のパイロットとして客をユーコン準州各地に運ぶ『ユーコン・エアウェイズ』。
  • そして、旅館経営のワーカープレイスメント『ぬくみ温泉繁盛記』

いずれもソロモードを備え(ファーストクラスのみ、ネットでのバリアント)ているため、今後のボドゲソロの選択肢が大幅に増える予感です。

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