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ボードゲーム『エバーデール』ソロバリアントテストプレイ。

ひときわ大きな立体的コンポーネントが目を引くボードゲーム『エバーデール』。

公式のソロルールが用意されているものの

公式ソロルールの問題点

  • カードコンボを決める(クレーンや廃墟など)を決めるたびにカードをプレイされる理不尽さ
  • ターンが進むごとに広場が占有される

問題点がありました。

それを軽減するため、なにかないかと思っていたのがこちら。

Everdell Unrigged

https://boardgamegeek.com/thread/2554285/2020-solomode-everdell-unrigged

主な変更点

  • ボット(ラグワート)がカードをプレイするのは自分がワーカーを配置したときのみ。(建物効果で街にカードを置いたとき含む)
  • このとき、ボット(ラグワート)にまだ配置されていないワーカーがいる場合、D8で示した資源獲得の場所を塞ぐ。
  • 季節の移り変わりでワーカーが増えたとき、難易度によって所定の枚数分カードをプレイする。
    • このとき、条件を満たしていればボットは基本イベントをワーカーを配置せずに獲得する。

その他、基本的なルールはソロと変わりません。

このルールにより

  • カードコンボが気持ちよく決まるようになった。
  • 広場のカードを気兼ねなくプレイできるようになった。
  • 丁度いい難易度の調整。

と、かなりの改善が見られるようになりました。

ルールの詳細はまた後で記すとして、こういうバリアントは大歓迎です。

ボードゲーム『クランズ・オブ・カレドニア』感想。(と大いなるルールの勘違い

欲しい時には売られておらず、売られている時には持ち合わせが無かったボードゲーム『クランズ・オブ・カレドニア』。買って半年後にようやくプレイし、買って1年後に勘違いに気付きました。

プレイヤーはスコットランドの氏族の族長として

  • 鉱夫や木こりを雇い
  • 商人を雇い
  • 牛や羊を放牧し
  • 穀物/チーズ加工場を作り
  • 近隣氏族と売買し
  • 輸送力を上げて勢力拡大し
  • 海外との公易で希少品を手に入れ

そうして得たお金や資源で更に行動を増やす、やることいっぱいのゲーマーズゲーム。

こうしてマップに様々なコンポーネントが配置されていく様は小気味いいですし。カツカツの資源(特にお金)を管理していくのは好きな人には堪らない要素です。

で、そんなゲームの「勘違い」とは、4枚のモジュールからなるマップ。それを「人数分しか使わない(ソロプレイは2枚)」と思っていたことでした。

なので、ソロプレイ時のルール『コスト1の土地が全て塞がれる』際に安い土地が見つからずただでさえカツカツの資金が瞬く間に底を尽き高得点が取れなかったのです。

そんな中でプレイ動画を見て「あ、4枚マップ使えるのか」と知ることができたので昨日、早速プレイし、自己最高点を大幅に更新。

よく言われる「何事も先達は」は全くの真理だと改めて思いました。

ボードゲーム『明日、旅に出ます』感想。

「自室で快適に過ごす」を追求していったところ、ピンと来るボードゲームがあったので注文しました。ソロゲーム専用という謳い文句とこちらの紹介文にあるように、

一風変わったパズル性を持った難易度の高いゲーム

に惹かれて注文です。

カードとキューブ、ポーンのみと小箱特有のスッキリしたコンポーネント。セットアップは各ロケーションを無作為に並べ(7日目の《千年樹》のみ最後)、アイテムを任意の枚数だけ選び、山札から1枚(アイテムによって2枚のパターンあり)引いて手札とします。

手順はやや複雑。

  1. カードを1枚引く。
  2. カードの数字の分だけ白いポーンを進め、行き先にカードを置く。前に置かれているカードがあれば下にずらす。最大数に達したら下のカードを捨てる。移動時、「ループ」したら1枚引いて捨てる。
  3. 「7-(2)でプレイした数字」の分だけ2つの黒いポーンのどちらか1つを進める。(黒いポーンが「ループ」した際は引いて捨てるは無し)
  4. (2)に置かれたイベントを上から順に解決する。
  5. 各ストーリーがクリアされたかをチェック。
  6. ゲームクリアの条件を満たしたかをチェック。ゲームをクリアしていなければ(1)に戻る。

ストーリークリアの条件は

  • 白いポーンと黒いポーン2つがいる場所に、その色のイベントカードがある。
  • 3ヶ所各1枚でもよく、3つのポーンが同じ場所にいてもクリア。

ゲームクリアは

  • 各5つのストーリーを全てクリアして、3つのポーン全てが《7日目:千年樹》にある

と、ゲーム進行の複雑さに反してシンプル。ですが、これがとても難しかったです。

  • 移動は強制なのでコントロールがシビア。
  • イベントカードは30枚しかなく、「ループ」のたびに山札のカードが1枚減る。
  • 山札が0になった状態でカードを引く必要がある場合は即座に敗北。(いわゆるライブラリーアウト)

そのため、プレイしたカードを把握しつつ残りのカードを推測し、イベントやストーリーのクリア報酬のキューブを利用してクリアに向けてプレイする必要があります。

それらを大きく手助けしてくれるのが「クリア時のVPと引き替えに強力な効果を持つアイテム」。正直、今の自分の練度と思考力ではアイテム無しでのクリアは無理です。

1ミスが致命的な分、解決の糸口が見つかり、クリアした時の喜びや余韻は果てしなかったです。

数学的and/or四次元的思考を鍛えたい、仮説や思考実験が好きな人には打ってつけの素敵ボードゲームです。

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