
ポストアポカリプスな世界の中で、どのように時計を再生させていくかが問われるソリティアゲームでした。
概要
人類が滅亡した世界。プレイヤーはロボットとして大時計をくみ上げていきます。
- 災厄をやり過ごし
- ギアとギアをつなげ
- 生産拠点や部品をくみ上げ
- 大時計を再生。
山札が尽きる前に大時計の再生が完了すればゲーム勝利となります。
このゲームで面白いと思ったところ
「死にゲー」によるゲームの理解
最初に言いますが、本作は難易度高めです。ゲームのコツがつかめなければ、あっという間に山札が尽きてゲームに敗北します。
部品をくみ上げた際にもライブラリーが吹っ飛ぶような効果もあるので、「死にやすさ」を加速。それだけに、「次はどうすれば死なないか」の思考がフル回転しました。
途中で遭遇する災厄にしても地味にやっかいなものがあるし、3種類ある歯車にしても「次に同じカードは置けない」縛りがあるため、盤面と運を両方とも見ることが必要です。
修復のカタルシス
反面、それを修復するための手段が「ここぞ」というタイミングで使うことができると盤面は一気に回復。その切り札的な手段を使って「生き延びた」時の安心感はひとしおです。
拠点や部品のジレンマ
ゲームクリアに必要なのは部品なので、それを最優先したいところではありますが、生産拠点は手札の調整や災厄の軽減などの便利な効果を兼ね備えています。なので
「あちらがほしいが、次に引くかもしれない災厄にはこっちが必要」
というディシジョンメイキングに悩まされます。
丁寧なコンポーネント

この手の小箱にしては珍しくスリーブ付き。しかも、スリーブを入れるとしっかりと箱に収まるという心憎い配慮。
このゲームの懸念点
スリーブの入れにくさ
同梱のスリーブはジャストサイズです。なので、TCGに慣れていない方にとってこのスリーブ入れはかなり苦労するでしょう。
引きによってはなすすべもなく敗北
カードの偏りによっては山札の修復もできずに何もできません。このランダム性はかなりやっかいです。
ゲームクリアのためのデメリット
山札を大幅に削る部品を序盤に発動しないと詰みます。これに気づくか気づかないかがこのゲームをどう思うかに直結です。
まとめ
難解なゲームではありましたが、
- 世界観がしっかりしたコンポーネント
- スリーブ込み
- 公式動画によるルールの補間
など、訴求力はバッチリ。何より、15分程度で考えどころ満載の小箱ゲームでした。
個人的に:生産拠点が停止してしまう(裏返ってしまう)災厄を逆手に取り、山札の修復を使い回すテクニックは、TCGプレイヤー冥利に尽きました。