はじめに
個人的に用いているVPSのコンテンツを、AWS LightsailからWebARENAへと移行完了。
今までUbuntu 20.04で動いていたサーバがUbuntu 24.04へと変わったことにより、Ubuntu 20.04のEOL対応を済ませたという形。
- Redmine:『クーケン島観光ガイド』
- BookStack: 『Barrel Gazer』
それぞれが、URLもそのままに、バージョンが上がった状態で表示されているという形です。
移行のきっかけ
Ubuntu 20.04のEOLが近づいてきた
これが一番の理由。Lightsailを最初に使い始めた頃は2022年5月だったので、まだ余裕があったのですが、そこから2年も経つとさすがに対応するしかないという形。
Lightsailにそのままインスタンスを移行させても良かったのですが
円安によるLightsail利用料高騰
という立ちはだかる壁があり、
- 4GB Memory
- 80 GB SSD
をもう一つ作り維持して行くには結構辛いものがありました。その上、
IPv4アドレスに追加料金
という更に手痛い値上げも発表されます。
迫るEOLに維持費の高騰、それをどうにかするために選んだのがWebARENAです。
WebARENAに切り替えた理由
利用費の安さ
https://web.arena.ne.jp/indigo
2024/10/12現在、
- 4vCPU
- 4GB Memory
- 80GB SSD
で月額1630円。(筆者がサインアップしたときは1年間有効のクーポン付きでした)
Lightsailの24USD/月より安価なのは魅力的でした。
キャリア運営による回線の安定。
今回はNextcloudを使うと決めているだけに、回線が安定しているキャリア(docomo)のvpsを利用しました。
移行が思ったよりスムーズだった理由
元からデータをクラウドストレージに保存していた
これが一番大きかったです。クラウドストレージWasabiをs3でマウントしていたために、他のサーバに画像を転送する必要すらありませんでした。
また、mysqldumpの転送も、同じようにs3経由で引っ張るだけです。
サービス構築のメモを最初に残していた
冒頭の外部サイトやこのブログに
- うまくいった手順
- ハマったこと
- 失敗した理由
など書いていたのが助かりました。手順を基本的にコピペで済むように済ませていたのも自賛する点です。
事前検証
この検証のように、別サーバに移行することをやっていたのもまた助かりました。
今後
最小限構成でのLightsailの転用
とはいえ、「LightsailのDNS機能」が有用であるため、一番安いインスタンスを残しつつ他の用途に使っていきます。