1. 宿泊客を招き入れる。
  2. 協力者を募る。
  3. お金を手に入れる。
  4. 増えすぎたお金を小切手に替える

のサイクルを繰り返し、誰よりもお金を得ることを目指します。

すっ飛ばした[3]と[4]の時点でお察しはつくと思いますが、卓が立つたびに「こいつを○そう」「早く埋めないとサツが来る」などの不穏当な言葉が飛び交うボードゲームです。

スタートプレイヤーがどの宿泊客をどの部屋に招き入れるかを決めたあと、手番ごとに

  • 宿泊客(或いは小作人)の買収
  • 買収した客に、設備を建ててもらう
  • 宿泊客のSATSUGAI
  • SATSUGAIした“元”宿泊客の埋葬して現金を得る
  • 現金と小切手の交換(実質的なパス)

を2回だけ(重複可)実施していき、何も起きなかった幸運な宿泊客からいくばくかの宿賃をいただきターン終了。最終的にお金を稼いだ人が勝者となります。

各々のアクション全てにおいて多くの手札が必要になるので、建設や埋葬が得意な宿泊客をうまく買収してサイクルを完成させるエンジンビルド的な要素もあります。

  • 手元に置いておける現金に限りがあるのでどこかで小切手化(パス)しないといけない
  • 埋葬していない“元”宿泊客を警察に見られるとペナルティ(ソロプレイではゲームオーバー)

といったシステムも「2回しかアクションを選べない」ジレンマを加速させます。

ゲーム終了後、「どんな客が被害に遭ったか」の感想戦も盛り上がり。(性質上、警察官が対象になりがちですが)

テーマもフレーバーも「不謹慎」そのものなのにメカニズムとアートワークが素晴らしい作品です。