しっかりとソロプレイ用のバリエーションもありました。
プレイヤーは、あのオリエント急行を再現すべく汽車をパリからコンスタンチノープル(イスタンブール)へと運んでいきます。途中で
- 車両を連結する
- 線路を延ばす
- 高級な車両にアップグレードする
を行っていくのですが、その行動のために
1ラウンドごとにフルオープンのカードを番順にドラフトしていきます。(いわゆるロチェスタードラフト)
しかも、6枚1セットとなるカード群は「6-X(プレイヤー人数)」がピックされると、そのセットまるごとが使えなくなるという仕組み。
ドラフト後、そのアクションを行うか車両のアップグレードを実施。この流れを3回行うと次のラウンドへ進みます。
最初はあまりぱっとしない見た目でも、6ラウンドまで進めば
郵便貨車やら先頭汽車が追加され、豪華になっていきます。このとき、車掌が先頭まで進めばコンスタンチノープルまで到着したことになり、真の意味でのオリエント急行が再現されるのです。
「最初は弱い」と思ったアクションに、遅々として進まない得点。
ですが、2ラウンドごとにカードが強くなっていき、
最後のラウンドで100点近く稼ぐ超々拡大再生産の爽快感が待っていました。
しかも、モジュールの組み合わせにより10パターンのゲーム展開が楽しめます。(中にはオリエント急行につきものの「殺人事件」まで!)
コンポーネントの量と比べて広大なスペースがついているのが唯一の難点ですが、それを差し引いても面白いボードゲームです。ソロルールはほぼ変更がないのも素敵です。
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