映画『ピーターラビット』(2018年公開)で登場人物が遊んでいたゲーム。アルファベットが書かれたタイルを並べていたので『スクラブル』かと思っていたら様子が違い、調べてみたら『バナナグラム』と言うゲーム。ルールもスクラブルよりもシンプルで時間も短くて済むと言うことで入手。(自分はAmazonにて。なお、日本の代理店のWebサイトはこちらです)
バナナを模したケースにアルファベットタイルがぎっしりと詰まっています。
各人、均等にタイルを配り(4人は21枚)、「誰よりも先にミスすること無くクロスワードを作って行き、『Banana』と宣言する」を目指します。
クロスワードはいくつかのルールがあり、
- 固有名詞や略称でないこと
- 読みは左から右、上から下であること
- 隣接する場合、それぞれが単語として成立すること
が特徴的。また、
- ゲーム中に辞書を引いても良い
- クロスワードは途中で並べ替えが可能
- 不要なタイルを一枚捨てて三枚引くことができる(その際には『Dump』と宣言)
により、スペルミスを減らし「X」や「Z」など、単語を作りにくいタイルを抱えても整理することができるようになっています。
こちらが実際に「Banana」を達成したときのクロスワード。語彙力はもちろん「タイルをうまく使い切る」ことが必要になります。このケースでは、最後に「Y」と「E」が余っていたために「rain → rainy」「on → one」とすることで捌くことができました。
このゲームの良かったところは
- 実質、使うものがタイルだけなので分かりやすい
- カスタムルールの追加も容易(この時は20分の時間制限と、全員使い切れなかった場合は「使ったタイル - 余った/スペルミスしたタイルの点数を競う、MtGのカード名に用いられている場合のみ固有名詞が利用可能を追加)
- 実力差によってハンデをいくらでも課すことができる(時間を短くする、名詞や動詞縛りにする)
更に、ゲームが終わった後に「この単語が作れた」「複数のタイルを引いたときに使える単語」などの感想戦が盛り上がったのは面白かったなぁと。
個人的には「ソリティアでも遊べるゲームを入手できた」ことが最大の収穫です。