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Redmine 5.1にIssue Template Pluginをインストール。

この記事を書いて程なくして、直々に別リポジトリにメンテナが引き継がれていたとの情報を戴きましたので、

早速、インストールします。

環境

  • Ubuntu 22.04
  • Redmine 5.1
  • Ruby 3.0
  • Apache 2.4

導入時

Gem追加:要
DBマイグレーション:要

さっくりとした手順

  1. SSHログイン後、Redmineプラグインに移動
  2. gitでレポジトリをダウンロード
  3. 新規ジェムをインストール
  4. DBマイグレーション
  5. Webサービス再起動

ディレクトリに移動します。

cd /home/www-data/redmine/plugins
# 自分の環境に合わせます。

プラグインを配置します。

sudo -u www-data git clone https://github.com/agileware-jp/redmine_issue_templates

ls -ld redmine_issue_templates

Gemをインストールします。

cd /home/www-data/redmine/plugins
# 自分の環境に合わせます。

sudo -u www-data bundle install

DBのマイグレーションを行います。

sudo -u www-data bundle exec rake redmine:plugins:migrate RAILS_ENV=production

Webサービスを再起動します。

sudo systemctl restart apache2

動作

  1. Redmineに管理者アカウントでログインします。
  2. 任意のプロジェクトを選択して設定をクリックします。
  3. モジュール「チケットテンプレート」にチェックを入れて保存します。
  4. プロジェクトにチケットテンプレートのタブが表示されていれば設定完了です。

このプラグインの有無がRedmine 5.1に移行できるかの鍵の一つだったので、大いに助かりました。

Redmine 5.1に文書管理プラグイン(dmsf)をインストール。※脆弱性が存在するバージョンに注意※

概要

https://atelier.reisalin.com/projects/zettel/knowledgebase/articles/39/

こちらの、Redmine5.1バージョンです。

Redmineをファイルサーバのように扱うプラグインをインストールします。

備考

  • この作業、下手すればRedmine全体が使えなくなる作業です。(実際にRedmineが使えなくなりました)
  • そのため、DBのバックアップとリストアによる切り戻し手順も込みです。

2023年11月よりMicrosoftはWebDavを「非推奨」とする方針を打ち出しているため、本手順ではWebDAV設定は省いています。

https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1544482.html

プラグイン名

動作を確認した環境

  • Ubuntu 22.04
  • Ruby 3.0
  • Redmine 5.1
  • mysql Ver 8.0.35

導入時

  • 追加パッケージのインストール:要
  • Gem追加:要
  • DBマイグレーション:要

実施した手順

さっくりとならなかった手順

  1. 念のためDBバックアップ
  2. SSHログイン後、追加パッケージをインストール
  3. Redmineプラグインに移動
  4. gitでレポジトリをダウンロード
  5. 新規ジェムをインストール
  6. DBマイグレーション
  7. Webサービス再起動
  8. Redmine設定変更
  9. 切り戻し手順(それでも失敗した場合)

バックアップ取得

mysqldumpによるバックアップ

cd /hoge
# 任意のバックアップディレクトリに移動します

mysqldump -h localhost -u redmine -p --no-tablespaces --single-transaction redmine > redmine_backup.$(date +%Y%m%d).sql
# それぞれ -h ホスト名 -u redmine -p ユーザ オプション db名です。
# パスワードはredmineインストール時に設定したDBユーザのものです

環境が許すなら、AWSのようにシステム全体のバックアップを取った方が後腐れがありません。

動作に必要な追加パッケージのインストールと設定

追加パッケージをインストールします。

sudo aptitude install xapian-omega ruby-xapian libxapian-dev poppler-utils antiword  unzip catdoc libwpd-tools libwps-tools gzip unrtf catdvi djview djview3 uuid uuid-dev xz-utils libemail-outlook-message-perl

プラグインのインストール

プラグインを配置します。

cd /home/www-data/redmine/plugins && pwd
# redmineのplugins配下ディレクトリに移動します。

sudo -u www-data git clone -b v3.1.4 https://github.com/danmunn/redmine_dmsf
# 念のため、バージョンを指定します。

ls -ld /home/www-data/redmine/plugins/redmine_dmsf
# このディレクトリがあることを確認します

Gemをインストールします。

cd /home/www-data/redmine/ && pwd
# 自分の環境に合わせます。

sudo -u www-data bundle install
# bundleはかなり時間がかかります。

DBのマイグレーションを行います。

cd /home/www-data/redmine/ && pwd
# 自分の環境に合わせます。

sudo -u www-data bundle exec rake redmine:plugins:migrate RAILS_ENV=production

Webサービスを再起動します。

sudo systemctl restart apache2

Redmine設定変更

WebDAV有効化

  1. Redmineに管理者アカウントでログインします。
  2. 管理>プラグイン>DMSFの「設定」をクリックします。
  3. 以下のように修正します。
  4. 貼り付けを許可にチェックを入れ、アップロードしたファイルをチケットなどに貼り付けられるようにします。
  5. WebDav:無効(デフォルトのままです)
  6. 任意のプロジェクトに移動します。
  7. 「設定」をクリックし、「文書管理」にチェックを入れます。
  8. また、Redmine管理画面の「ロールと権限設定」で、ユーザのアクセス権を忘れないようにしてください。(「文書管理」のセクションです)

以上で設定は完了です。

おまけ:切り戻し手順

この作業、Redmine5.1より手順は楽になったとは言え:やっぱりバージョン変更や設定ミスで軽くRedmine全体が機能不全に陥ります。そのため、切り戻し手順を記しておきます。

通常の切り戻し

ディレクトリ移動

cd /home/www-data/redmine && pwd
# 自分の環境に合わせます。

プラグインアンインストール

sudo -u www-data rake redmine:plugins:migrate NAME=redmine_dmsf VERSION=0 RAILS_ENV=production

ディレクトリ削除

sudo rm plugins/redmine_dmsf -Rf

Webサービス再起動

sudo systemctl restart apache2.service

それでもダメだった切り戻し(DBリストア)

cd /hoge
# mysqldumpを行ったディレクトリ

mysql -h localhost -u redmine -p redmine < redmine_backup.$(date +%Y%m%d).sql
# パスワードはredmineインストール時に設定したDBユーザのものです

sudo systemctl restart apache2.service

Redmine View Customizeを利用した、チケット作成時の定型文挿入。-1-(Issue Template Pluginのワークアラウンド)

概要

メインで使っているRedmineのバージョンは4.2ですが、OSのEOL等に備えて5.1での検証を始めました。

そんな中、活用しているプラグインが使えないのでその対処を行いました。

問題となったプラグイン

こちら、2024/01/19現在、Redmine5.1でインストールできませんでした。

  • チケットを発行するときの定型文を入れたい
  • プロジェクトによっては既に内容が決まっているとなおよい

をモットーにしているだけに、このプラグインが利用できないのはバージョンアップの大きな障害となります。

それを解決するため、RedmineViewCustomizeを使いました。

試した環境

  • Ubuntu 22.04
  • Redmine 5.1
  • Ruby 3.0
  • Apache / ModPassanger
  • 要:ViewCustomizeインストール

https://atelier.reisalin.com/projects/zettel/knowledgebase/articles/31

手順

  1. Redmineに管理者権限でログインします。
  2. 管理>表示のカスタマイズに進みます。
  3. 新しい表示のカスタマイズをクリックします。
  4. 以下の通り、コードを挿入します。

パスのパターン

  • 空白
  • 全プロジェクト

プロジェクトのパターン

空白

挿入位置

全ページのヘッダ

種別

JavaScript

コード

$(function() {
// チケット作成画面のみ対象
if ($('#issue-form').length > 0 && $('#issue_subject').val() == '') {
// 件名の先頭に定型文を追加
$('#issue_subject').val('[起票:] 『件名』(期日:) ');
// 説明に本文を追加 (自身が使うパターンで使ってください。\nで改行を入れられます。)
$('#issue_description').val('### 概要\n\n### 依頼者\n\n### 締切概算\n\n### あるべきゴール\n\n### まずすべきこと\n\n- [ ]');
}
});

コメント

チケット作成時にタイトルを追加


設定反映確認

  1. 任意のプロジェクトで新しいチケットを発行します。
  2. 以下のように自動的にタイトルと説明が入っていればOKです。

Ubuntu 22.04系にRedmine5.1をインストール。

OSの刷新に備えて、Ubuntu 22.04に、2024年1月現在の最新版のRedmineを、Ubuntu22.04系にインストールします。

一部を除いてコピペだけで済むように完結しています。

本記事で実施すること

  1. Redmineを動かすためのパッケージがインストールできるように準備をします。
  2. Redmineを動かすためのパッケージ(Ruby/データベース/Webサービスなど)をインストールします。
  3. データベースやWebサービスの基礎設定を行います。
  4. Redmineの動作確認を行います。

想定している読者

  • 「Redmine」をUbuntuにインストールしてみたい
  • まずは動くところまで確認できればいい

前提

  • Ubuntuサーバの初期設定が終わった直後の状態を想定します。
  • DNSでドメインの名前が解決できることを前提としています
  • 環境は以下の通りです。
  • Apache系
  • MySQL
  • Ruby 3.0
  • また、パッケージ管理としてaptitudeを用いています。aptが好みの方はこちらに読み替えてください。

特記事項

  • 本手順ではRedmine 5.1をインストールします。
  • 本記事のredmineの格納ディレクトリは/home/www-data/redmineです。一般的なディレクトリ(/var/lib/redmine)と異なることを最初に注記します。

手順

Apacheのレポジトリを追加します。

sudo add-apt-repository ppa:ondrej/apache2

必要なパッケージをインストールします。

sudo aptitude update

sudo aptitude install build-essential zlib1g-dev libssl-dev libreadline-dev libyaml-dev libcurl4-openssl-dev libffi-dev mysql-server mysql-client apache2 apache2-dev libapr1-dev libaprutil1-dev imagemagick libmagick++-dev fonts-takao-pgothic subversion git ruby libruby ruby-dev libmysqlclient-dev

apacheの追加モジュールをインストールします。

sudo aptitude install libapache2-mod-passenger

rubyのパッケージ管理(gem)を用いて必要なライブラリをインストールします。

sudo gem install bundler racc mysql2
# 「3 gems installed」が表示されればインストール成功です。

必要に応じてmysqlの初期設定を行います。

mysql_secure_installationによる初期設定を行います。

うまくいかない場合は以下を参照してください。

https://atelier.reisalin.com/projects/zettel/questions/5-mysql_secure_installation

mysqlでDBとユーザーを設定します。

mysql -u root -p
# 上記で設定した「mysqlのrootパスワード」を入力し、mysqlにログインします
CREATE DATABASE redmine character set utf8mb4;
/* DB "redmine" を作成します */

CREATE USER 'redmine'@'localhost' IDENTIFIED BY 'password';
/* ユーザ "redmine"を作成し、パスワードを設定します*/
/* この'password'は任意のパスワードに変更してください*/

GRANT ALL ON redmine.* TO 'redmine'@'localhost';
/* DB "redmine"の権限をユーザ "redmine"に委譲します*/

flush privileges;
/* 設定を反映させます*/

exit

設定したDBでログインできることを確認します。

mysql -u redmine -p
SHOW DATABASES;
/* DB:redmineがあることを確認します。 */

exit

Redmineプログラムを配置します。

sudo mkdir -p /home/www-data/redmine

sudo chown -R www-data:www-data /home/www-data

sudo -u www-data svn co https://svn.redmine.org/redmine/branches/5.1-stable /home/www-data/redmine

Redmineのコンフィグを設定します。

sudo cp -pi /home/www-data/redmine/config/database.yml.example /home/www-data/redmine/config/database.yml
  • /home/www-data/redmine/config/database.yml

上記を教義・信仰に従ったエディタで編集してください。

database.yml 編集内容

production:
  adapter: mysql2
  database: redmine
  host: localhost
  username: redmine
  # rootからredmineに変更します
  password: "redmine用のパスワード"
  encoding: utf8mb4
# 本番環境(production)のみ設定を行います

Redmineのマイグレーションを行います。

cd /home/www-data/redmine/ && pwd
# /home/www-data/redmine/ (Redmineを配置したディレクトリ)であることを確認します

sudo -u www-data bundle install --without development test --path vendor/bundle

sudo -u www-data bundle exec rake generate_secret_token

sudo -u www-data RAILS_ENV=production bundle exec rake db:migrate

sudo -u www-data RAILS_ENV=production REDMINE_LANG=ja bundle exec rake redmine:load_default_data

Apacheの設定ファイルを作成します。

cat <<- __EOF__ | sudo tee -a /etc/apache2/sites-available/redmine.conf
<VirtualHost *:80>
    ServerName hoge.example.com
    # ServerNameは自身が設定したredmineに読み替えてください。
    DocumentRoot /home/www-data/redmine/public
    <Directory /home/www-data/redmine/public>
        Options -MultiViews
        AllowOverride All
        Require all granted
    </Directory>
</VirtualHost>
__EOF__

設定を反映させます。

ls -l /etc/apache2/sites-available/redmine.conf
# ファイルがあることを確認します。

sudo a2ensite redmine.conf
# 設定ファイルを有効化します

sudo a2dissite 000-default.conf
sudo a2dissite default-ssl.conf
# 初期サイト設定を無効化します

sudo apache2ctl configtest
# Syntax OK を確認します

sudo systemctl restart apache2.service

systemctl status apache2.service

Webページの表示を確認します。

http://設定したRedmineドメイン

でRedmineのトップページが表示されれば成功です。

直ちにadmin/adminでログインし、強固なパスワードを設定し直します。

2023年の主な出来事-サーバ編-

概要

2023年もじきに終わるということで、今年のまとめ。趣味のサーバ運用という点では大きなものがいくつかありました。

新たにインターネット上に構築したサイト

公開用Redmine作成

これが一番大きいです。

推しの名前でドメインが取得できたことにより、「これでWebを公開しよう」と思い立ち、正月休みから行動スタート。

ゲーム『ライザのアトリエ3』リリースに間に合わせ、様々な攻略情報を載せることができました。

Redmine自身の各種情報も掲載できたのも満足です。

アクセス解析システム:matomo作成

  • 非公開

公開用サイトのアクセス状況を知りたくて、このシステムをインストール。

Redmineとの連携はView_Customize_Pluginでなんとかなりましたし、その際、本邦のRedmineメンテナ様自身直々のアドバイスをいただけたことが印象に残っています。

フォトアルバムサイト:piwigo作成

フォトアルバムもついでに作成。

写真の拡充を図っていくのが来年度の目標になりそうです。

ドキュメント保存システム:BookStack作成

Redmineのプラグイン「knowlegebase」に代わるシステムを探していたら見つけました。

  • 本棚や本という概念
  • Markdownフレンドリー
  • 見出しに合わせたスクロール

など、おおよその欲しかった機能が備わっていて、今後のメインウェポンとなる予感です。

ローカルに構築したサイト

Nextcloud

2022年から継続利用。

Growi

2022年から利用しているマークダウンエディタ、growi。

2023年はmermaid.jsにようやく対応したので、デジタルでのメモ残しに大きく貢献しました。

firefly-iii

つい先日ではありますが、この財務管理システムを知ったおかげで「お金関係のロギング」を始められるようになりました。

来年度の目標

Ubuntu 20.04リプレース。

LTSのEOL2025年に備えます。そのためのボトルネックとなっている

  • Redmineのメジャーバージョンアップ
  • およびknoledgebaseの代替システム(現状候補はBookStack)

と検証を進めます。

サーバのスペックアップ

これに関しては予算と相談しながら。

Redmineにチェックリストを追加。

海外のメンテナが作成した「Kanban Board Plugin」
そこに、ChecklistPluginがありました。その無料版インストールのメモです。

https://redmine-kanban.com/plugins/checklists

環境

  • Ubuntu 20.04
  • Redmine 4.2系
  • Apache 2.4系
  • MySQL 8.3系

さっくりとした手順

  1. DBのバックアップを取ります。
  2. プラグインを入手します。
  3. プラグインを配置します。
  4. プラグインのインストールを行います。
  5. 動作を確認します。

DBバックアップ

mysqldump -h localhost -u redmine -p --no-tablespaces --single-transaction redmine > redmine_backup.$(date +%Y%m%d).sql

いざというときに切り戻しをできるようにします。

プラグイン入手

  • 作業ディレクトリ移動
cd /hoge && pwd

任意の作業用のディレクトリに移動します。

  • ファイルのダウンロード
wget https://redmine-kanban.com/files/redmine_advanced_checklists.zip
  • ファイル展開
unzip redmine_advanced_checklists.zip
  • 所有者変更
sudo chown -R www-data:www-data redmine_advanced_checklists

プラグイン配置

  • プラグインディレクトリを配置
sudo mv redmine_advanced_checklists /var/lib/redmine/plugins/

自分の環境に合わせます。

  • 配置確認
ls -ld /var/lib/redmine/plugins/redmine_advanced_checklists

ファイルがあることを確認します。

プラグインのインストール

  • Redmine配置ディレクトリに移動
cd /var/lib/redmine
  • Gemインストール
sudo -u www-data bundle install
  • DBのマイグレーション
sudo -u www-data bundle exec rake redmine:plugins:migrate RAILS_ENV=production

インストール後の確認

  • Webサービス再起動
sudo systemctl restart apache2

その後、Redmineにアクセスして以下を確認します。

  1. Redmineにログインできること。
  2. 管理>AdvancedChecklistをクリック。

以下のようになチェックが出るので、必要に応じてチェックを入れます。(用いるチェックリストも入れます)

任意のチケットを開きます。

チェックリストという項目があります。右にある「+」をクリックします。

名前をつけて保存します。

項目を追加することができます。

これらは容易に追加できるので、作業漏れを減らすことができます。

また、並べ替えも容易です。

特徴と現段階の問題点

Pros:

  • ちょっとしたチェックリストを作ることができる。
  • 動作は比較的軽快。
  • 各チェックリストに担当者をアサインすることができる。

Cons:

無料版のため、以下は利用することはできません。

  • Kanbanと同じようにアイコンが表示されません。
  • このチェックリストは検索対象ではありません。

こちらに関しては、「参照したかどうか」の確認や、事前作業のチェックなどに使えるという印象です。

Redmineのかんばんプラグインを差し替え。

Redmineのかんばんプラグイン、
海外のメンテナが作成した「Kanban Board Plugin」
こちらの無料版を使ってみます。

https://redmine-kanban.com/plugins/kanban

環境

  • Ubuntu 20.04
  • Redmine 4.2系
  • Apache 2.4系
  • MySQL 8.3系

さっくりとした手順

  1. DBのバックアップを取ります。
  2. プラグインを入手します。
  3. プラグインを配置します。
  4. プラグインのインストールを行います。
  5. 動作を確認します。

※オプション※DBユーザーの権限変更

DBをバックアップできるようにします。

mysql -u root -p
GRANT RELOAD ON *.* TO 'redmine'@'localhost';
FLUSH PRIVILEGES;
EXIT

ユーザーはRedmineのDBユーザーを選んでください。

DBバックアップ

mysqldump -h localhost -u redmine -p --no-tablespaces --single-transaction redmine > redmine_backup.$(date +%Y%m%d).sql

いざというときに切り戻しをできるようにします。

※オプション※既存プラグインの退避

HappySE LifeのKanbanプラグインを退避します。(その他のかんばんプラグインは勝手が異なります。注意してください)

cd /vaw/lib/redmine/plugin && pwd

自分の環境に合わせます。

sudo mv kanban /path/to/backup/directory/kanban_org

プラグイン退避確認

  • Webサービス再起動
sudo systemctl restart apache2.service

再起動後、以下を確認します。

  1. Redmineにアクセスできること
  2. かんばんプラグインがないこと

プラグイン入手

  • 作業ディレクトリ移動
cd /hoge && pwd

任意の作業用のディレクトリに移動します。

  • ファイルのダウンロード
wget https://redmine-kanban.com/files/redmine_kanban.zip
  • ファイル展開
unzip redmine_kanban.zip
  • 所有者変更
sudo chown -R www-data:www-data redmine_kanban

プラグイン配置

  • プラグインディレクトリを配置
sudo mv redmine_kanban /var/lib/redmine/plugins/

自分の環境に合わせます。

  • 配置確認
ls -ld /var/lib/redmine/plugins/redmine_kanban

ファイルがあることを確認します。

プラグインのインストール

  • Redmine配置ディレクトリに移動
cd /var/lib/redmine
  • Gemインストール
sudo -u www-data bundle install
  • DBのマイグレーション
sudo -u www-data bundle exec rake redmine:plugins:migrate RAILS_ENV=production

インストール後の確認

  • Webサービス再起動
sudo systemctl restart apache2

その後、Redmineにアクセスして以下を確認します。

  1. Redmineにログインできること。
  2. 上部ツールバーに「Boards」というメニューができていること。
  3. このメニューをクリックして、以下のようにチケット一覧がかんばんとして配置されていること。

特徴と現段階の問題点

Pros:

  • 基本的なかんばんシステムは持っています。ドラッグ&ドロップでチケットの進行を可視化できます。
  • かんばん上のチケットをクリックすることで、概要の閲覧が可能です。

Cons:

  • 上記でわかるように、割り当てられていないステータスは文字が上下逆になっています。
  • また、アバターアイコンが見えません。

欠点があるものの、

  • チケットがモーダルで表示される
  • チケットのリンクもコピーできる
  • 詳細は別タブで開ける
  • Ajaxにより軽快な動作が行える

など、利点は大きいです。

Redmineにヘッダ画像を付与。(Redmine View Customizeを利用したCSS編集)

RedmineのView Customize Pluginを利用して、ちょっとだけサイトを装飾してみました。

やったこと

このように、Redmineサイトのヘッダに画像を入れました。

https://atelier.reisalin.com/

前提

画像ロゴを用意します。

個人/私的利用のため、Bing Image Creatorにて生成しています。

用意した後、適切な箇所にアップロードします。(筆者はDMSFプラグインでアップロードしています)

表示を変更していきます。

画面遷移

  1. Redmineサイトに管理者権限でログインします。
  2. 管理>表示のカスタマイズに進みます。
  3. 「新しい表示のカスタマイズ」をクリックします。

設定

以下の通り設定します。

  • パスのパターン:
  • 空白
  • プロジェクトのパターン:
  • 空白
  • 挿入位置:
  • 全ページのヘッダ
  • 種別
  • CSS
  • コード
#header {
background-image: url("画像への適切なパス");
background-repeat: no-repeat;
background-size: contain;
background-position: 80% center;
height: 100px; 
/* 位置・高さはサイトやテーマに合わせてください */
}

設定後、「有効」にチェックを入れて「作成」をクリックします。

表示を確認します。

ヘッダに設定した画像が出てくれば成功です。

Redmineに「どこでもポップアップ」実装。(View_Customize_Pluginのサンプルコード)

非常に便利なサンプルがあったので導入しました。

参照先

https://github.com/sk-ys/redmine-view-customize-scripts/blob/master/html/popup_anywhere/popup_anywhere.md

前提

  • Redmineの「View_Customize_Plugin」が稼働していることが前提です。
  • Redmine 4.2でも動作を確認しました。

インストール方法:

https://atelier.reisalin.com/projects/zettel/knowledgebase/articles/31

挙動

このようなチケット一覧で、任意のリンクにカーソルを合わせて「Ctrl+クリック」するだけ。

このようにポップアップ。

連続するチケットに対しても、ブラウザの戻る/進むをやらずとも閲覧が可能になります。

導入方法

  1. 管理者権限でRedmineにログインします。
  2. 管理>表示のカスタマイズ>新しい表示のカスタマイズをクリックします。
  3. 以下を設定していきます。

設定後、「有効」にチェックを入れて保存。

備考

このredmine_shortcutsとは凄まじいシナジーを誇ります。

ポップアップ→「E」で編集することで、ブラウザを遷移させることなくチケットのちょっとした編集や追記が可能になります。

Redmineプラグイン:knowledgebaseでのリンクの張り方。

概要

Redmineプラグイン『knowledgebase』に書いた記事を他のチケットで参照したいときはままあります。

そんなときに使えるTIPSです。

Wiki Macro

https://github.com/alexbevi/redmine_knowledgebase

githubのレポジトリにリンクの張り方が書かれていました。

特記事項

  • <article_id>は http(s)://redmineのドメイン/プロジェクト識別子/knowledgebase/articles の後に書かれている数字です。
    • この数字は全プロジェクトで一意の数字が割り当てられるので、他プロジェクトで書かれたナレッジを参照できます。
    • そのプロジェクトへの閲覧権限がない場合はその限りではありません。
  • <category_id>は http(s)://redmineのドメイン/プロジェクト識別子/categories/ の後に書かれている数字です。
    • articleと同様、全プロジェクトで一意の数字が割り当てられます。
  • <>は外して、数字のみを入力します。

マクロ一覧

  • {{article(<article_id>)}}
    • 「kb#:記事名」でリンクをレンダリングします。(例:kb#1:障害手順書)
  • {{kb(<article_id>)}}
  • {{article_id(<article_id>)}}
    • 「kb#」 でリンクをレンダリングします。 (例: kb#1)
  • {{category(<category_id>)}}
    • 「カテゴリー名」でリンクをレンダリングします。

使用した例

https://atelier.reisalin.com/projects/ryza3

こちらの「概要」のように、「実績一覧」にナレッジベースの記事のリンクがあるという状態。

これで、連携を取りやすくなりました。

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