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「かんばん」によるスケジュールの可視化。(redmine kanban プラグインフィードバック)

AWSによって外部環境からアクセスできるようになったredmine。思った以上に威力を発揮してくれました。

redmineによるスケジュール管理方針

「1案件に付き1つのチケット」を発行しています。

例えば:ボドゲ会を執り行うスケジュールがあるとすれば

概要に主だった物(見切れているところに日時や場所)を記載し、

過程を書いておくことで「なぜその結論に至ったか」のフィードバックを行えます。

何より、外出先でも見られる/編集できるのは心理的な安心感ももたらしてくれました。

かんばん

これらチケット管理に特に役立っているのがこの「かんばん」プラグイン。

  • チケット(スケジュール)がどのぐらいあるか
  • 期日までどれぐらいか
  • 優先度

などを一瞥できるのはとても便利。

また、

リマインダーメールはこちらでも設定したので、「適切な期日を設定していれば」漏れることもありません。

この手のプロジェクト管理ツール、使い方次第で個人用途のツールとなると実感です。

redmine、添付ファイルのカテゴライズ。( redmine_attachment_categories プラグイン導入)

概要:redmine_attachment_categories

チケットに添付する添付ファイル。関連するものを放り込んでいくうちにどれがどれだか分からなくなるパターンが多々発生します。
それを解消するために添付ファイルそのものをカテゴライズします。

環境

  • LinuxMint 21.03
    • Ubuntu20.04でも動作確認済み
  • Redmine 4.2
  • Apache 2.4

手順

全て管理者権限で実施しました。

プラグイン配置

cd /var/lib/redmine/plugins
# 各自のplugin配置ディレクトリに読み替えてください
sudo -u wwww-data git clone https://github.com/HugoHasenbein/redmine_attachment_categories.git

設定反映

cd ../
bundle install 
bundle exec rake redmine:plugins:migrate RAILS_ENV=production
systemctl restart apache2

導入後の設定

設定1

  1. redmineに管理者権限でログインします。
  2. 管理>プラグイン>Attachment Categoriesに移動します。
  3. 好みのスタイルに変更します。

設定2

  1. redmineに管理者権限でログインします。
  2. 管理> Attachment categoriesに移動します。
  3. カテゴリーの名称やタグの色を変えられます。 

導入後の動き

ファイルの添付時、カテゴリーごとにラベルを貼ることができます。

Let’s EncryptによるSSL証明書取得と暗号化の強化。

宅内オンプレだけではなくAWSでの運用も始めたredmine。こちらではドメインを取得するためmkcertではくLet's Encryptで証明書を取得します。

環境

  • OS:Ubuntu 20.04
  • Apache 2.4

手順

全て管理者権限で実施しました。

Let's Encryptのcertbotをインストールします。

aptitude install certbot python3-certbot-apache

botの指示に従って証明書を取得します。

certbot --apache

ウィザードに従って設定するだけの非常に簡単な作業。その後、以下のファイルが作成されます。

/etc/apache2/sites-available/redmine-le-ssl.conf
# 既に作成しているバーチャルファイルの内容をコピーしてSSLの設定が追加されていました

SSL接続強化準備

以下のモジュールを有効にして再起動します。

a2enmod headers
a2enmod rewrite

ファイル編集

vi /etc/apache2/sites-available/redmine-le-ssl.conf
ファイルの内容
<VirtualHost _default_:80>
 RewriteEngine On
        RewriteCond %{HTTPS} off
        RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

# http通信を強制的にhttpsにリダイレクト
</VirtualHost>

<VirtualHost _default_:443>
servername servername
CustomLog /var/log/redmine/access.log combined
ErrorLog /var/log/redmine/error.log
# アクセスログ格納ディレクトリ
Alias /redmine /var/lib/redmine/public
<Location /redmine>
PassengerBaseURI /redmine
PassengerAppRoot /var/lib/redmine
Require all granted
</Location>

# redmineの設定

  SSLEngine on
    SSLProtocol All -SSLv2 -SSLv3  -TLSv1
     SSLCipherSuite ECDHE-RSA-AES128-GCM-SHA256:ECDHE-ECDSA-AES128-GCM-SHA256:ECDHE-RSA-AES256-GCM-SHA384:ECDHE-ECDSA-AES256-GCM-SHA384:DHE-RSA-AES128-GCM-SHA256:DHE-DSS-AES128-GCM-SHA256:kEDH+AESGCM:ECDHE-RSA-AES128-SHA256:ECDHE-ECDSA-AES128-SHA256:ECDHE-RSA-AES128-SHA:ECDHE-ECDSA-AES128-SHA:ECDHE-RSA-AES256-SHA384:ECDHE-ECDSA-AES256-SHA384:ECDHE-RSA-AES256-SHA:ECDHE-ECDSA-AES256-SHA:DHE-RSA-AES128-SHA256:DHE-RSA-AES128-SHA:DHE-DSS-AES128-SHA256:DHE-RSA-AES256-SHA256:DHE-DSS-AES256-SHA:DHE-RSA-AES256-SHA:AES128-GCM-SHA256:AES256-GCM-SHA384:AES128-SHA256:AES256-SHA256:AES128-SHA:AES256-SHA:AES:CAMELLIA:DES-CBC3-SHA:!aNULL:!eNULL:!EXPORT:!DES:!RC4:!MD5:!PSK:!aECDH:!EDH-DSS-DES-CBC3-SHA:!EDH-RSA-DES-CBC3-SHA:!KRB5-DES-CBC3-SHA
SSLHonorCipherOrder On 
SSLOptions +StrictRequire
Header set Strict-Transport-Security: "max-age=31536000; includeSubDomains; preload"

# 弱いSSLを無効化し、HSTSを有効化しています

SSLCertificateFile /etc/letsencrypt/live/serverdomain/fullchain.pem
SSLCertificateKeyFile /etc/letsencrypt/live/serverdomain/privkey.pem

# let's encryptの設定通りです
#Include /etc/letsencrypt/options-ssl-apache.conf

# バーチャルファイル上で用いる暗号化強度を明示しているのでlet's encryptの設定はコメントアウトしています
        RewriteEngine On
        RewriteCond %{HTTP_HOST} ^server\.domain
        RewriteRule ^/$ https://server.domain/redmine/ [R]

# https://server.domainをhttps://server.domain/redmine にリダイレクトします
</VirtualHost>

設定を反映します。

cd /etc/apache2/sites-enable
unlink redmine.conf
# 既存のconfファイルを無効化
apache2ctl configtest
# syntax OKを確認
systemctl restart apache2

この設定後、SSL強度チェックで

A+を獲得しました。

AWSのLightsailでredmineを構築。

ローカル環境で大いに役立っているredmine。

「いっそのこと、スケジュール管理をこっちに一任してしまおう」

と決めたはいいのですが、自宅からしかアクセスできないのがネックとなります。

そこで採用した手段がこちらです。

AWS Lightsail

AWSの従量課金が怖いなと思ったところで知ったLightsail

  • 月額USD10ほどで利用でき(最安はUSD5)
  • 定額
  • 簡略化されているとは言えDNSも容易
  • OSとWebアプリのバンドル版もあり

と、言うことなしの環境でした。

Redmine構築までの流れ

以下のようにしました。

  1. ドメインを取得(完全に私的に用いるためここでは非公開です)
  2. AWSアカウント取得
  3. LightsailでUbuntuのみを立ち上げ(redmineのバンドルもありましたけれど、バージョン5は愛用しているプラグインとの関係から一から作ります)
  4. Ubuntuインスタンスに静的IPを付与
  5. それを元にドメイン設定
  6. Ubuntuログイン後
    1. アクセス用のアカウント付与
    2. 秘密鍵認証できるように設定
    3. デフォルトのアカウントを実質的に無効化(公開鍵を所定の場所からずらしました)
    4. OSアップデート
  7. redmineインストール
  8. Let's Encryptで暗号化

暗号化チェック

無事、QualysのSSL強度チェックでも最高評価「A+」を撮ることが出来たので一安心。(この方法は別途記事に起こす予定です)

redmine、サムネイルの改善。(redmine_lightbox2プラグイン導入)

概要

この記事に続き、「見た目は地味だけど便利なプラグイン」導入です。

導入のきっかけ

ゲームの進捗状況をスクリーンショットに残していますが、

  • べた貼りだとスクロールが重畳
  • かといってサムネイルは画像内テキストが読めない
  • ダウンロードは面倒

という問題がありました。それを以下のようにして解決です。

Redmine lightbox2 plugin

環境

  • Redmine 4.2
  • Linux Mint 20.03
  • apache2.4

手順

全て管理者権限で実施しました。

ファイル配置

cd /var/lib/redmine/plugins
#redmineのpluginディレクトリ
sudo -u www-data git clone https://github.com/paginagmbh/redmine_lightbox2.git

インストール、設定反映

bundle install
bundle exec rake redmine:plugins:migrate RAILS_ENV=production
systemctl restart apache2

導入後の設定

ありません。

導入後の結果

チケットのコメントに登録された画像をクリックすると

lightboxがモーダル表示。これで

  • 必要なときだけ画像拡大
  • 参照したいときはチケット内に起こしたテキストを読めばいい

の多段階での運用が可能になりました。

redmine、チケット数の一瞥。(redmine_issue_badgeプラグイン導入)

概要

プライベートのスケジュールやゲームの管理に使っている自宅ローカルのredmine。

ログインしたときに「自分が今どれだけのチケットがあるか」を把握するためのプラグインを導入しました。

Redmine Issue Badge plugin

環境

  • Redmine 4.2
  • Linux Mint 20.03
  • apache2.4

手順

全て管理者権限で実施しました。

ファイル配置

cd /var/lib/redmine/plugins
#redmineのpluginディレクトリ
sudo -u www-data git clone https://github.com/akiko-pusu/redmine_issue_badge.git redmine_issue_badge

インストール、設定反映

bundle install
bundle exec rake redmine:plugins:migrate RAILS_ENV=production
systemctl restart apache2

導入後の設定

  1. redmineに管理者権限でログインします。
  2. 管理>プラグイン>Redmine Issue Badge plugin(設定)に進み、以下のように設定します。
  • 全てのユーザにバッジを表示:チェック
  • 担当チケット数のポーリングを許可(60秒):チェック
  • ポップアップでの表示件数:10

設定後

上部「ログイン中」のところに赤い数字が出てきて、進行中のチケット数が表示されます。

ここをクリックすると、担当するチケットが表示され、リンクも表示されます。

まとめ

地味ではありますが、非常に有用なプラグイン。RPGやスマートフォンゲームでよくある「実行中のクエスト」をが表示されるのはモチベーション維持にもつながります。

redmine上のチェックリスト。(redmine_markdown_task_list導入)

Markdwon書式でのチェックリスト

TyporaなどのMarkdownエディタで

- [ ] やることA
- [x] やることB

と入力するとチェックリストとして表示されます。

これをredmine上で表現するためのプラグインを導入しました。

redmine_markdown_task_list インストール

参考:
https://qiita.com/EichiSanden/items/87ac4aaeb754341775a9

手順

cd /var/lib/redmine/plugins
# プラグインが格納されているディレクトリ
sudo -u www-data git clone https://github.com/eichisanden/redmine_markdown_task_list.git
systemctl restart apache2

DBのマイグレーション要らず、配置後に再起動するだけでした。

結果

画像

と入力したものが

画像

となりました。

redmine_checklistプラグインと異なり、チケットのコメント上でもknowledgebase上でも追加できるのが便利です。

redmineのファイルサーバ化。(dmsfプラグイン導入→ 別記事に2023/02/03時点での手順を記載)

要注意

2023/02/03時点での手順はこちらになります。

https://atelier.reisalin.com/projects/zettel/knowledgebase/articles/39

恐れ入りますが、上記を参照ください。

かつて以下に書かれていた手順はバージョンアップにより正常に動作しません。(なので消去しました)

導入のきっかけ

redmineの「ファイル」機能は便利ですが、以下の問題点がありました。

  • プロジェクトごとにファイルを探す必要がある。
  • ファイルをまとめてダウンロードできない。
  • 可能であれば宅内NWから直接やりとりをしたい。
  • 履歴管理はできるか?

そんな中で、うってつけのプラグインを発見しました。

動作確認環境

  • Linux Mint 20.03
  • redmine ver 4.2

redmine_dmsf概要

https://github.com/danmunn/redmine_dmsf

これ以降の手順は消去

redmineプラグイン:local avater導入。

概要

redmine、ユーザのアイコンを外部サービスで入れ替えることができますが、redmineのみで完結させるようにプラグインを導入しました。

手順

すべて管理者権限で実施しています。

cd /var/lib/redmine/plugins/
# 自分のredmineプラグインのパスに移動します
sudo -u www-data git clone https://github.com/taqueci/redmine_local_avatars.git
bundle install
bundle exec rake redmine:plugins RAILS_ENV=production
systemctl restart apache2

導入後

ログイン > 個人設定に「アバターの変更」というボタンが表示されます。

画像をアップロード後、変更を確認。

rsyncdとlsyncdによるリアルタイム同期。

自宅サーバのredmineの耐障害性を高めるため、

flowchart LR Redmine -- rsyncによる転送--> Backup

を仕込みました。

環境

  • バックアップ元(Linux Mint 20.03)
  • バックアップ先(Kubuntu 20.04)

共にrsyncdはインストールされています。

参考:
https://www.server-world.info/query?os=Ubuntu_18.04&p=rsync
https://www.server-world.info/query?os=Ubuntu_18.04&p=lsync

バックアップ先の設定:

vi /etc/rsyncd.conf
ファイル内容
[backup]
path = /home/backup/redmine
hosts allow = [バックアップ元のIPアドレス]
hosts deny = *
list = true
uid = www-data
gid = www-data
read only = false

バックアップディレクトリ作成

mkdir /home/backup/redmine
chown -R www-data:www-data /home/backup/redmine

systemctl restart rsync.service

バックアップ元の設定:

rsyncのテストを行う。

rsync -avz --delete /home/hoge/test.txt バックアップ先::backup

バックアップ先にtest.txtが格納されることを確認しました。

lsyncdのインストール

aptitude install lsyncd
mkdir /etc/lsyncd
vi /etc/lsyncd/lsyncd.conf.lua

ファイル内容

settings{
    logfile="/var/log/lsyncd/lsyncd.log",
    statusFile = "/tmp/lsyncd.stat",
    statusInterval = 1,
}
sync{
    default.rsync,
    source="/var/lib/redmine/",
    # redmine配下をまるごとバックアップします。
    target="[バックアップ先]::backup",
}

lsyncdのログ設定

mkdir /var/log/lsyncd
vi /etc/logrotate.d/lsyncd
ローテーションファイルの内容
/var/log/lsyncd/*.log {
        missingok
        notifempty
        copytruncate
        compress
}

サービス反映

systemctl restart lsyncd
systemctl status lsyncd
systemctl enable lsyncd

リアルタイムの設定確認

tail -f /var/log/lsyncd/lsyncdlog
#別ウィンドウで開きます
cd /var/lib/redmine
touch test.txt

ファイル追加後、ログに以下を確認。

Fri Apr 15 20:38:41 2022 Normal: Calling rsync with filter-list of new/modified files/dirskup/ finished.
/test.txt
/
Fri Apr 15 20:38:41 2022 Normal: Finished a list after exitcode: 0
rm test.txt

ファイル削除後、ログに以下を確認しました。

Fri Apr 15 20:39:51 2022 Normal: Calling rsync with filter-list of new/modified files/dirs
/test.txt
/
Fri Apr 15 20:39:52 2022 Normal: Finished a list after exitcode: 0

まとめ

により、要のDBのバックアップとリストアができたことは確認済み。

後は復旧できるかどうかを試してみます。

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