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Redmine 5.1対応版のknowledgebaseプラグインを検索できるように修正。

Redmine 5.1でも動くようになったknowlegebaseプラグイン。

なぜかその記事が検索で引っかからなかったので対処を行います。

環境

  • Ubuntu 24.04
  • Redmine 5.1
  • Apache 2.4
  • Ruby 3.2
  • knowlegebase 5.0.0

手順

参考:Redmine v5.1系で knowledgebaseプラグインの記事を検索する

Redmineのknowlegebaseディレクトリに移動します。

  • knowlegebaseのlibディレクトリに移動
cd /redmine/root/directory/plugins/plugins/redmine_knowledgebase/lib/ && pwd

/redmine/root/directory/は自分の環境に合わせます。

rbファイルのバックアップを取得します。

  • ファイルバックアップ
sudo cp -pi redmine_knowledgebase.rb /path/to/backup/directory/redmine_knowledgebase.rb

任意のバックアップディレクトリを指定します。

  • バックアップ確認
diff -u /path/to/backup/directory/redmine_knowledgebase.rb redmine_knowledgebase.rb

エラー(差分)がないことを確認します。

ファイルの編集を行います。

redmine_knowledgebase.rb

の、

base_url = File.dirname(__FILE__)
REQUIRED_FILES.each { |file| require(base_url + '/' + file) }

module RedmineKnowledgebase
end

の箇所を、

module RedmineKnowledgebase

  Redmine::Activity.register :kb_articles
  Redmine::Search.available_search_types << 'kb_articles'
end

となるように編集します。

  • 差分確認
diff -u /path/to/backup/directory/redmine_knowledgebase.rb redmine_knowledgebase.rb
 module RedmineKnowledgebase
+
+  Redmine::Activity.register :kb_articles
+  Redmine::Search.available_search_types << 'kb_articles'
 end

設定の反映と修正確認を行います。

  • Webサービス再起動
sudo systemctl restart apache2.service
  • Webサービス再起動確認
systemctl status apache2.service

active(running)を確認します。

  • 動作確認

修正を行ったRedmineにアクセスし、knowlegebaseへのアクセス権があるユーザーでログインします。

Redmineの検索機能で、knowledgebaseプラグインの記事が検索できていれば設定完了です。

Growi v7.1.xのアップグレード手順。

概要

V7.1.xからパッケージ管理がyarnではなくmnpmに変更されました。

その手順に合わせたメモです。

前提

  • 既にgrowiをインストールしていること。
  • systemdによってサービス化されていること。
  • 最新版や安定版がリリースされていることを以下のサイトで確認していること。
  • https://github.com/weseek/growi/releases

※備考

v7.0.x以前はyarnを用います。

手順

さっくりとした手順

  1. growiのサービスを停止します。
  2. gitコマンドで最新版を引っ張ります。
  3. アップグレードを行います。
  4. growiのサービスを再開します。
  5. アップグレードされたことを確認します。

growiサービスを停止します

  • growiのステータス確認(停止前)
systemctl status growi.service

※ サービススクリプト名は自分の環境に合わせます。
※ active(running)を確認します

  • growiのサービス停止
sudo systemctl stop growi.service
  • growiのステータス確認(停止後)
systemctl status growi.service

inactive (dead)を確認します

growiディレクトリに移動します

cd /opt/growi

自分の環境に合わせます。

リリースタグを確認します。

  • リリースタグ取得
sudo git fetch --tags
  • リリースタグ確認
sudo git tag -l

スペースで確認していき、上記リリースサイトと同じバージョンがあることを確認します。

チェックアウトとインストールを行います。

  • 変更を一時的に退避
sudo git stash
  • チェックアウト
sudo git checkout 【バージョン】
  • pnpm install
sudo pnpm install
  • ビルド
sudo npm app:build

growiサービスを起動します。

  • 再開前のステータス確認
systemctl status growi.service

inactive (dead)を確認します

  • サービス再起動
sudo systemctl start growi.service

※ 完全に起動していないと、アクセスしても503エラーが発生します。

  • 再開後のステータス確認
systemctl status growi.service
サービススクリプトを[growi]にしている場合

active (running)を確認します

バージョンアップを確認します。

  1. ブラウザから設定したgrowiのドメイン/IPにアクセスします。
  2. 画面下部にあるバージョンがチェックアウトしたバージョンであることを確認します。

Nextcloudの切り戻し(ダウングレード)手順。

Nextcloud、Webからアップグレードすることはできますが下位のメジャーバージョンにダウングレードすることはできません。

アップグレードの失敗ならびにアプリの相性などで元のバージョンに戻したい場合は以下のように切り戻しを行います。

(今回の筆者のパターンは前者です)

前提

アップグレード前のnextcloudのDBを取っていること

これがなければそもそも成り立ちません。この方法で日次のバックアップを取っていました

取っていなかった場合は別のサイトをお探しください。

nextcloud_backup.sql等のSQLを任意のディレクトリに格納してください。

環境

  • Ubuntu 24.04
  • Apache2.4
  • php 8.3
  • MySQL 8.0.39
  • Nextcloud 29.0.8

特記事項

データ格納ディレクトリを別パーティションにしています。

さっくりとした手順

  1. 切り戻し前のプログラムを退避させます。
  2. 切り戻しを行いたいプログラムをダウンロードします。
  3. プログラムを解凍して再配置します。
  4. コンフィグやアプリデータなどを再配置します。
  5. DBをリストアします。
  6. 切り戻しを確認します。

Nextcloudの退避

  • プログラム退避
sudo mv /home/www-data/nextcloud /path/to/backup/directory/nextcloud.$(date +%Y%m%d)

退避前、退避先はそれぞれ自分の環境に合わせます。

  • 退避確認
ls -l /path/to/backup/directory/nextcloud.$(date +%Y%m%d)

退避先にディレクトリファイル一式があることを確認します。

切り戻し対象前のプログラムをダウンロード

  • 作業用ディレクトリに移動
cd /hoge && pwd

任意のディレクトリを指定します。

  • wgetによるダウンロード
wget https://download.nextcloud.com/server/releases/nextcloud-29.0.8.zip

切り戻しを行う(アップグレード前)のバージョンを指定します。

  • 解凍
unzip nextcloud-29.0.8.zip
  • 所有者変更
sudo chown -R www-data:www-data nextcloud

Nextcloud(Webサービス)実行ユーザーに合わせます。

  • Nextcloud再配置
sudo mv nextcloud /home/www-data/

元々Nextcloudが配置されていたディレクトリに再配置します。

  • 再配置確認
ls -l nextcloud /home/www-data/nextcloud

ディレクトリ・ファイル一式があることを確認します。

Nextcloud復旧

  • 退避させた元のNextcloudからコンフィグをコピー
sudo cp -pi /path/to/backup/directory/nextcloud.$(date +%Y%m%d)/config/config.php /home/www-data/nextcloud/config/
  • 退避させた元のNextcloudからアプリ一式をコピー
sudo -u www-data cp -r /path/to/backup/directory/nextcloud.$(date +%Y%m%d)/apps/* /home/www-data/nextcloud/apps/
  • 退避させた元のNextcloudからデータ一式をコピー
sudo -u www-data cp -r /path/to/backup/directory/nextcloud.$(date +%Y%m%d)/data/* /home/www-data/nextcloud/data/

※データ格納ディレクトリを別のパーティションにしている場合は不要です。ディスクサイズによってはcp -rの代わりにmvを用いてください。

  • DBからリストア
mysql -u nextcloud -p nextcloud < /path/to/directory/nextcloud_backup.sql

-u nextcloudのDBユーザ名-p nextloudDB名です。バックアップのSQLファイルは自分の環境に合わせます。

  • Webサービス再起動(Apacheの場合)
sudo systemctl restart apache2.service
  • Webサービス再起動(nginxの場合)
sudo systemctl restart nginx.service

切り戻し確認

  1. Nextcloudに管理者権限でログインします。
  2. バージョンが切り戻し前に戻っていることを確認します。
  3. 主要な機能が使えることを確認します。

切り戻し後のデータ削除(必要に応じて)

  • 退避させたプログラムの削除
sudo rm -rf /path/to/backup/directory/nextcloud.$(date +%Y%m%d)
  • バックアップのSQLファイルの削除
rm /path/to/directory/nextcloud_backup.sql

Redmineのリマインダースクリプトをもう少し改良。

概要

Redmine標準で備わっているリマインダー。

締め切りが近いチケットを担当者に送付できる機能をcronで登録しています。これを更に改良です。

スクリプト

#!/bin/bash

# 引数でルートディレクトリを指定(デフォルトは/home/www-data/redmine)
REDMINE_ROOT=${1:-"/home/www-data/redmine"}

# 引数で日数を指定(デフォルトは3日)
DAYS=${2:-3}

# Redmineのルートディレクトリに移動
cd $REDMINE_ROOT

# リマインダーを送信
bundle exec rake redmine:send_reminders days=$DAYS RAILS_ENV=production

前は締め切り日数を

./redmine_reminder.sh 5

のように、引数で指定していました。新しいスクリプトでは

./redmine_reminder.sh /home/wwww-data/redmine2 5

と、同一サーバ上にある別Redmineでもルートディレクトリを指定できるようになっています。

後はこれを

20 8 * * * /home/hoge/scripts/redmine_reminder.sh /home/www-data/redmine2 31

など、crontabでの自動化を行いやすくしました。

Redmine 5.1にenhanced_uxプラグインをインストール。

概要

以下のように、UX回りを大幅にパワーアップするプラグインです。

  • Ctrl+クリックでポップアップ
  • 二画面モードの追加

動作を確認した環境

  • Ubuntu 24.04
  • Redmine 5.1
  • Apache 2.4

さっくりとした手順

  1. Redmineのプラグイン配置ディレクトリに移動します。
  2. git cloneを行います。
  3. Webサービスを再起動します。
  4. 動作を確認します。

Redmine プラグイン配置ディレクトリに移動

cd /home/www-data/redmine && pwd

自分の環境に合わせます。

プラグインインストール

  • git clone
sudo -u www-data git clone https://github.com/sk-ys/redmine_enhanced_ux
  • clone 確認
ls -ld redmine_enhanced_ux

ディレクトリがあることを確認します。

Webサービス再起動

sudo systemctl restart apache2.service

動作確認

  1. Redmineに管理者権限でログインします。
  2. 管理>プラグイン>Redmine Enhanced UX plugin>設定に移動します。
  3. 有効にしたい機能を選び、チェックしていきます。

利用者にとっては、ない方がよかった機能もいくつかあります。そこはユーザーと調整しながら行ってください。

Ubuntu24.04にGrowi v7をインストール。(v7.1.0対応版)

Growi v7.1.0のインストールメモです。

パッケージ管理がyarnからpnpmに変更されているため、若干手間が異なります。

環境

  • Ubuntu 24.04
  • Apache 2.4

の基本的な設定が済んだという状況です。

前提

  • 名前解決できるドメインが用意されている。
  • そのドメインに応じた証明書が用意されている。

さっくりとはならない手順

  1. 必要なパッケージをインストールします。
  2. Node.js/npmをインストールします。
  3. Redis-serverをインストールします。
  4. Javaをインストールします。
  5. ElasticSearch 8をインストールします。
    • ElasticSearchの設定変更を行います。
    • ElasticSearchのプラグインをインストールします。
    • ElasticSearchの設定変更を反映します。
  6. MongoDBをインストールします。
    • MongoDBのデータ格納先を変更します。(オプション)
    • MongoDBの設定変更を反映します。(オプション)
  7. pnpmのインストールを行います。
  8. turboパッケージをインストールします。
  9. Growiのインストールを行います。
    • pnpmを用いてインストールします。
    • アプリのビルドを行います。
    • 自動起動のスクリプトを作成します。
  10. Apacheのリバースプロキシの設定を行います。
  11. ブラウザで初期インストールを行います。

手順

必要なパッケージのインストールを行います。

  • git, buildツールなど
sudo aptitude install build-essential git git-lfs apt-transport-https

※v6系と異なり、git-lfsをインストールしない状態でgit-cloneを行うと正しくビルドが行えません。

node20をインストールします。

  • レポジトリ追加
sudo curl -fsSL https://deb.nodesource.com/setup_20.x | sudo -E bash
  • パッケージアップグレード
sudo aptitude update
  • Node.jsインストール
sudo aptitude install nodejs
  • Node.jsバージョン確認
node -v

2024/10/30現在:v20.18.0

  • npmバージョン確認
npm -v

2024/10/30現在:10.9.0

redis-serverをインストールします。

  • インストール
sudo  aptitude install redis-server
  • 起動確認
systemctl status redis-server

active(running)を確認します。

  • 自動起動有効化
sudo systemctl enable redis-server

Javaをインストールします。

  • インストール
sudo aptitude install openjdk-17-jdk

ElasticSearhをインストールします。

  • OpenJDKインストール
sudo aptitude install openjdk-17-jdk sudo bash -
  • gpg追加
sudo wget -qO - https://artifacts.elastic.co/GPG-KEY-elasticsearch | sudo gpg --dearmor -o /usr/share/keyrings/elasticsearch-keyring.gpg
  • レポジトリ追加
sudo echo "deb [signed-by=/usr/share/keyrings/elasticsearch-keyring.gpg] https://artifacts.elastic.co/packages/8.x/apt stable main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/elastic-8.x.list
  • パッケージのアップグレード
sudo aptitude update
  • ElasticSearchインストール
sudo aptitude install elasticsearch

※この後、デフォルトパスワードが表示されますが、控えておく程度にしましょう。

JVM設定変更
  • バックアップディレクトリ作成
sudo mkdir /etc/elasticsearch/old

※任意のバックアップディレクトリを指定します。

  • 設定ファイルバックアップ
sudo cp -pi /etc/elasticsearch/jvm.options /etc/elasticsearch/old/jvm.options.$(date +%Y%m%d)
  • 設定ファイル書き換え
echo -e "-Xms256m\n-Xmx256m" | sudo tee -a /etc/elasticsearch/jvm.options
  • 書き換え確認
sudo diff -u /etc/elasticsearch/old/jvm.options.$(date +%Y%m%d) /etc/elasticsearch/jvm.options
  • 差分
+-Xms256m
+-Xmx256m
ElasticSearchの設定変更

※この作業だけ管理者権限で実行します。

  • root昇格
sudo su -
  • 設定ファイルバックアップ
cp -pi /etc/elasticsearch/elasticsearch.yml /path/to/backup/elasticsearch.yml.$(date +%Y%m%d)

任意のバックアップディレクトリを指定します。

  • ファイル書き換え
sed -i -e 's/xpack.security.enabled: true/xpack.security.enabled: false/' \
       -e '/xpack.security.http.ssl:/{n; s/  enabled: true/  enabled: false/}' \
       -e '/xpack.security.transport.ssl:/{n; s/  enabled: true/  enabled: false/}' /etc/elasticsearch/elasticsearch.yml
  • 差分確認
diff -u /path/to/backup/elasticsearch.yml.$(date +%Y%m%d) /etc/elasticsearch/elasticsearch.yml
  • 差分
 # Enable security features
-xpack.security.enabled: true
+xpack.security.enabled: false

 xpack.security.enrollment.enabled: true

 # Enable encryption for HTTP API client connections, such as Kibana, Logstash, and Agents
 xpack.security.http.ssl:
-  enabled: true
+  enabled: false
   keystore.path: certs/http.p12

 # Enable encryption and mutual authentication between cluster nodes
 xpack.security.transport.ssl:
-  enabled: true
+  enabled: false
  • rootから抜ける
exit
ElasticSearchのプラグインを追加
  • analysis-kuromoji インストール
sudo /usr/share/elasticsearch/bin/elasticsearch-plugin install analysis-kuromoji
  • analysis-isu インストール
sudo /usr/share/elasticsearch/bin/elasticsearch-plugin install analysis-icu
自動起動設定反映
  • 起動
sudo systemctl start elasticsearch
  • 起動確認
systemctl status elasticsearch

active(running)を確認します。

  • 自動起動有効化
sudo systemctl enable elasticsearch

MongoDBインストール

レポジトリ追加

  • 必要パッケージインストール
sudo aptitude install gnupg
  • gpg追加
curl -fsSL https://www.mongodb.org/static/pgp/server-6.0.asc | \
   sudo gpg -o /usr/share/keyrings/mongodb-server-6.0.gpg \
   --dearmor
  • レポジトリ追加
echo "deb [ arch=amd64,arm64 signed-by=/usr/share/keyrings/mongodb-server-6.0.gpg ] https://repo.mongodb.org/apt/ubuntu jammy/mongodb-org/6.0 multiverse" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/mongodb-org-6.0.list
MongoDBインストール
  • パッケージのアップグレード
sudo aptitude update
  • MongoDBインストール
sudo aptitude install mongodb-org
保存先変更(オプション)

MongoDBの格納先を、冗長化構成されているパーティションにするため対応しました。

  • 格納ディレクトリ作成
sudo mkdir /home/mongodb

保存先を変えたいところにします

  • 所有者変更
sudo chown -R mongodb:mongodb /home/mongodb
  • 所有者変更確認
ls -ld /home/mongodb
  • 設定ファイルのバックアップ取得
sudo cp -pi /etc/mongod.conf /path/to/backup/mongod.conf.$(date +%Y%m%d)

任意のバックアップディレクトリを指定します。

  • バックアップ確認
sudo diff -u /etc/mongod.conf /path/to/backup/mongod.conf.$(date +%Y%m%d)

バックアップが保存されたか、差分がないことで確認します。

  • ファイル書き換え
sudo sed -i 's/dbPath: \/var\/lib\/mongodb/dbPath: \/home\/mongodb/' /etc/mongod.conf
  • 差分確認
sudo diff -u /path/to/backup/mongod.conf.$(date +%Y%m%d) /etc/mongodb.conf
  • 差分
-  dbPath: /var/lib/mongodb
+  dbPath: /home/mongodb
自動起動有効
  • mongodサービス起動
sudo systemctl start mongod
  • サービス起動確認
systemctl status mongod

active (running)を確認します

  • 自動起動有効化
sudo systemctl enable mongod

pnpmインストール

  • npmでpnpmインストール
sudo npm install -g pnpm
  • turboインストール

※Growi v6.1.0から必須パッケージとなりました。

sudo yarn global add turbo

Growiインストール

  • git clone
sudo git clone https://github.com/weseek/growi /home/www-data/growi

※任意のディレクトリを指定します。

  • ディレクトリ移動
cd /home/www-data/growi && pwd

先ほどcloneしたディレクトリです。

  • チェックアウト
sudo git checkout -b v7.1.0 refs/tags/v7.1.0
  • lfs pull
sudo git lfs pull
  • pnpmによるインストール
sudo pnpm install

CPUのスペックによっては相当な時間がかかります。

  • ビルド
sudo npm run app:build

やはり時間がかかります。

自動起動スクリプトの作成

  • systemd作成
cat <<- __EOF__ | sudo tee -a /etc/systemd/system/growi.service
[Unit]
Description = growi
After=network-online.target mongod.service
After=network.target elasticsearch.service
ConditionPathExists=【/home/www-data/growi】

[Service]
ExecStart=【/home/www-data/growi/】growi-start.sh
Restart=no
Type=simple

[Install]
WantedBy=multi-user.target
__EOF__

※【】内を、git cloneしたディレクトリにします。

  • Growiインストールディレクトリに作成
  • 教義・信仰に沿ったエディタで作成します。
  • ファイル名:growi-start.sh
  • growiを配置したディレクトリ内に作成します。
#!/bin/bash
cd 【/home/www-data/growi】
NODE_ENV=production \
AUDIT_LOG_ENABLED=true \
FORCE_WIKI_MODE=private \
MONGO_URI=mongodb://localhost:27017/growi \
ELASTICSEARCH_URI=http://localhost:9200/growi \
REDIS_URI=redis://localhost:6379 \
PASSWORD_SEED=[任意の文字列] \
npm run app:server

※【】内を、git cloneしたディレクトリにします。
[]内には任意の文字列を入れます。 例:PASSWORD_SEED=GOLDEN_SEED

また、オプションなどは好みに応じて指定してください。(今回はs3互換クラウドストレージに保存するため、ファイルのアップロードを自由選択にしています。)

  • 権限変更
sudo chmod +x /home/www-data/growi/growi-start.sh
  • systemd設定反映
sudo systemctl daemon-reload
  • growi有効化
sudo systemctl start growi.service
  • growi有効化確認
systemctl status growi.service

active(running)を確認

  • 自動起動有効化
sudo systemctl enable growi.service

Apacheによるリバースプロキシの設定

  • モジュールインストール
sudo a2enmod proxy_http rewrite
  • apache再起動
sudo systemctl restart apache2.service
  • ログ保存ディレクトリ作成
suod mkdir /var/log/growi/
  • 所有者変更
sudo chown -R www-data:www-data /var/log/growi
  • 設定ファイル作成
cat <<- __EOF__ | sudo tee -a /etc/apache2/sites-available/growi.conf
<VirtualHost _default_:80>
    ServerName 【hoge.example.com】
    # ドメイン名を指定します
    RewriteEngine On
        RewriteCond %{HTTPS} off
        RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
# HTTPアクセスを強制的にHTTPSにリダイレクトします
</VirtualHost>

<VirtualHost _default_:443>
    ServerName 【hoge.example.com】
    # ドメイン名を指定します
    CustomLog /var/log/growi/growi_access.log combined 
    ErrorLog /var/log/growi/growi_error.log

#SSL設定
  SSLEngine on
    Protocols h2 http/1.1
  # SSLを有効化します

SSLCertificateFile 【/etc/certs/hoge.example.com.crt】
# SSL証明書を指定します
SSLCertificateKeyFile 【/etc/private/hoge.example.com.key】
# 秘密鍵を指定します

    # Header に Host: example.com を追加するため
    ProxyPreserveHost On
    # HTTPS利用時: Header に x-forwarded-proto: https を追加するため
    RequestHeader set x-forwarded-proto 'https'
    # Apache では static assets で 304 が返らないことがあるので ETag を無効化する
    <ifModule mod_headers.c>
            Header unset ETag
    </ifModule>
    FileETag None

    # socket.io の path を rewrite する
    RewriteEngine On
    RewriteCond %{REQUEST_URI}  ^/socket.io            [NC]
    RewriteCond %{QUERY_STRING} transport=websocket    [NC]
    RewriteRule /(.*) ws://localhost:3000/$1 [P,L]

    ProxyPass / http://localhost:3000/
    ProxyPassReverse / http://localhost:3000/

</VirtualHost>

SSLProtocol             all -SSLv3 -TLSv1 -TLSv1.1 -TLSv1.2
SSLCipherSuite          ECDHE-ECDSA-AES128-GCM-SHA256:ECDHE-RSA-AES128-GCM-SHA256:ECDHE-ECDSA-AES256-GCM-SHA384:EC6-GCM-SHA384
SSLHonorCipherOrder     off
SSLSessionTickets       off
__EOF__

【】内を自分の環境に変更してください。

※Ubuntu22.04の時と異なり、socket.ioのpathは公式ドキュメント通りで正常に動作しています。

  • 設定反映
sudo a2ensite growi.conf
  • コンフィグ確認
sudo apache2ctl configtest

Syntax OKを確認します。

  • Apache2再起動
sudo systemctl restart apache2.service

Growiインストール確認

http://設定したドメイン でアクセスします。

この初期サイトが表示されたらインストール完了です。

Ubuntu 24.04環境でのGrowi 7.0.23→7.1.0へのバージョンアップ

Ubuntu 7.1.0はかなり大きめの仕様変更がありました。

https://github.com/weseek/growi/releases/tag/v7.1.0

いくつかハマったポイントがありましたが、「自分はこの手順でうまくいった」 というメモを残します。

バージョンアップ前環境

  • Ubuntu 24.04
  • Mongodb 6.0.19
  • npm 10.9.0
  • node v20.18.0
  • yarn 1.22.22
  • Growi 7.0.23

以下の手順に沿ってインストール済みです。

https://barrel.reisalin.com/books/growi/page/ubuntu2404growi-v7v710

バージョンアップ後環境

  • Ubuntu 24.04
  • Mongodb 6.0.19
  • npm 10.9.0
  • node v20.18.0
  • pnpm 9.12.3
  • Growi 7.1.0

ここで分かるように、パッケージ管理がyarnからpnpmへと変わっています。

さっくりとした手順

  1. Growiサービスを停止します。
  2. Growiのディレクトリを退避します。
  3. 新たにgit cloneを行います。
  4. チェックアウトを行います。
  5. pnpmのインストールを行います。
  6. アプリのビルドを行います。
  7. Growiスタートアップスクリプトをコピーします。
  8. Growiサービスを起動します。
  9. バージョンアップを確認します。

なぜか通常のgit checkoutはビルドがうまくいきませんでした。

Growiサービスの停止

  • Growiサービス停止前確認
systemctl status growi.service

active(running)を確認します。

  • Growiサービス停止
sudo systemctl stop growi.service
  • Growiサービス停止後確認
systemctl stop growi.service

inactive(dead)を確認します。

Growiディレクトリの退避

  • ディレクトリ退避

筆者環境は/home/www-data/growiです。

sudo mv /home/www-data/growi /path/to/backup/directory/growi_org
  • ディレクトリ退避確認
ls -l /path/to/backup/directory/growi_org

ファイル一覧が参照できることを確認します。

Growiデータの新規取得

  • git clone
sudo git clone https://github.com/weseek/growi /home/www-data/growi

※任意のディレクトリを指定します。

  • ディレクトリ移動
cd /home/www-data/growi && pwd

先ほどcloneしたディレクトリですが、退避前のディレクトリと同じことを確認します。

Growi v7.1.0をチェックアウト

  • チェックアウト
sudo git checkout -b v7.1.0 refs/tags/v7.1.0
  • lfs pull
sudo git lfs pull

pnpmパッケージのインストール

  • npm install
sudo npm install -g pnpm
  • インストール確認
pnpm --version

9.12.3を確認(2024/11/02現在)

Growiインストール

  • lfs pull
sudo git lfs pull
  • pnpmインストール
sudo pnpm install

※ マシンスペックによっては相当時間がかかります
※ Done in 【時間】と書かれていたらアップグレード完了です

  • ビルド
sudo npm run app:build

退避させたGrowiから起動スクリプトのコピー

筆者のように、起動スクリプトをGrowiのインストールディレクトリに仕込んでいる場合の手順です。

  • スクリプトコピー
sudo cp -pi /path/to/backup/directory/growi_org/growi-start.sh /home/www-data/growi/

それぞれ、バックアップしたディレクトリとcloneしたディレクトリです。

  • コピー確認
ls -l /home/www-data/growi/growi-start.sh

ファイルがあることを確認します。

growiサービスを起動します。

  • 再開前のステータス確認
systemctl status growi.service

inactive (dead)を確認します

  • サービス再起動
sudo systemctl start growi.service

※ 完全に起動していないと、アクセスしても503エラーが発生します。

  • 再開後のステータス確認
systemctl status growi.service
サービススクリプトを[growi]にしている場合

active (running)を確認します

バージョンアップを確認します。

  1. ブラウザから設定したgrowiのドメイン/IPにアクセスします。
  2. 画面下部にあるバージョンが7.1.0であることを確認します。

Ubuntu24.04にGrowi v7をインストール。

ようやく、Ubuntu24.04にGrowiをインストールできたのでそのメモです。

参考手順:GROWIをUbuntuで構築した

環境

  • Ubuntu 24.04
  • Apache 2.4

の基本的な設定が済んだという状況です。

前提

  • 名前解決できるドメインが用意されている。
  • そのドメインに応じた証明書が用意されている。

さっくりとはならない手順

  1. 必要なパッケージをインストールします。
  2. Node.js/npmをインストールします。
  3. Redis-serverをインストールします。
  4. Javaをインストールします。
  5. ElasticSearch 8をインストールします。
    • ElasticSearchの設定変更を行います。
    • ElasticSearchのプラグインをインストールします。
    • ElasticSearchの設定変更を反映します。
  6. MongoDBをインストールします。
    • MongoDBのデータ格納先を変更します。(オプション)
    • MongoDBの設定変更を反映します。(オプション)
  7. yarnのインストールを行います。
    • turboパッケージをインストールします。
  8. Growiのインストールを行います。
    • yarnを用いてインストールします。
    • アプリのビルドを行います。
    • 自動起動のスクリプトを作成します。
  9. Apacheのリバースプロキシの設定を行います。
  10. ブラウザで初期インストールを行います。

手順

必要なパッケージのインストールを行います。

  • git, buildツールなど
sudo aptitude install build-essential git git-lfs apt-transport-https

※v6系と異なり、git-lfsをインストールしない状態でgit-cloneを行うと正しくビルドが行えません。

node20をインストールします。

  • レポジトリ追加
sudo curl -fsSL https://deb.nodesource.com/setup_20.x | sudo -E bash
  • パッケージアップグレード
sudo aptitude update
  • Node.jsインストール
sudo aptitude install nodejs
  • Node.jsバージョン確認
node -v

2024/10/30現在:v20.18.0

  • npmバージョン確認
npm -v

2024/10/30現在:10.9.0

redis-serverをインストールします。

  • インストール
sudo  aptitude install redis-server
  • 起動確認
systemctl status redis-server

active(running)を確認します。

  • 自動起動有効化
sudo systemctl enable redis-server

Javaをインストールします。

  • インストール
sudo aptitude install openjdk-17-jdk

ElasticSearhをインストールします。

  • OpenJDKインストール
sudo aptitude install openjdk-17-jdk sudo bash -
  • gpg追加
sudo wget -qO - https://artifacts.elastic.co/GPG-KEY-elasticsearch | sudo gpg --dearmor -o /usr/share/keyrings/elasticsearch-keyring.gpg
  • レポジトリ追加
sudo echo "deb [signed-by=/usr/share/keyrings/elasticsearch-keyring.gpg] https://artifacts.elastic.co/packages/8.x/apt stable main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/elastic-8.x.list
  • パッケージのアップグレード
sudo aptitude update
  • ElasticSearchインストール
sudo aptitude install elasticsearch

※この後、デフォルトパスワードが表示されますが、控えておく程度にしましょう。

JVM設定変更
  • バックアップディレクトリ作成
sudo mkdir /etc/elasticsearch/old

※任意のバックアップディレクトリを指定します。

  • 設定ファイルバックアップ
sudo cp -pi /etc/elasticsearch/jvm.options /etc/elasticsearch/old/jvm.options.$(date +%Y%m%d)
  • 設定ファイル書き換え
echo -e "-Xms256m\n-Xmx256m" | sudo tee -a /etc/elasticsearch/jvm.options
  • 書き換え確認
sudo diff -u /etc/elasticsearch/old/jvm.options.$(date +%Y%m%d) /etc/elasticsearch/jvm.options
  • 差分
+-Xms256m
+-Xmx256m
ElasticSearchの設定変更

※この作業だけ管理者権限で実行します。

  • root昇格
sudo su -
  • 設定ファイルバックアップ
cp -pi /etc/elasticsearch/elasticsearch.yml /path/to/backup/elasticsearch.yml.$(date +%Y%m%d)

任意のバックアップディレクトリを指定します。

  • ファイル書き換え
sed -i -e 's/xpack.security.enabled: true/xpack.security.enabled: false/' \
       -e '/xpack.security.http.ssl:/{n; s/  enabled: true/  enabled: false/}' \
       -e '/xpack.security.transport.ssl:/{n; s/  enabled: true/  enabled: false/}' /etc/elasticsearch/elasticsearch.yml
  • 差分確認
diff -u /path/to/backup/elasticsearch.yml.$(date +%Y%m%d) /etc/elasticsearch/elasticsearch.yml
  • 差分
 # Enable security features
-xpack.security.enabled: true
+xpack.security.enabled: false

 xpack.security.enrollment.enabled: true

 # Enable encryption for HTTP API client connections, such as Kibana, Logstash, and Agents
 xpack.security.http.ssl:
-  enabled: true
+  enabled: false
   keystore.path: certs/http.p12

 # Enable encryption and mutual authentication between cluster nodes
 xpack.security.transport.ssl:
-  enabled: true
+  enabled: false
  • rootから抜ける
exit
ElasticSearchのプラグインを追加
  • analysis-kuromoji インストール
sudo /usr/share/elasticsearch/bin/elasticsearch-plugin install analysis-kuromoji
  • analysis-isu インストール
sudo /usr/share/elasticsearch/bin/elasticsearch-plugin install analysis-icu
自動起動設定反映
  • 起動
sudo systemctl start elasticsearch
  • 起動確認
systemctl status elasticsearch

active(running)を確認します。

  • 自動起動有効化
sudo systemctl enable elasticsearch

MongoDBインストール

レポジトリ追加

  • 必要パッケージインストール
sudo aptitude install gnupg
  • gpg追加
curl -fsSL https://www.mongodb.org/static/pgp/server-6.0.asc | \
   sudo gpg -o /usr/share/keyrings/mongodb-server-6.0.gpg \
   --dearmor
  • レポジトリ追加
echo "deb [ arch=amd64,arm64 signed-by=/usr/share/keyrings/mongodb-server-6.0.gpg ] https://repo.mongodb.org/apt/ubuntu jammy/mongodb-org/6.0 multiverse" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/mongodb-org-6.0.list
MongoDBインストール
  • パッケージのアップグレード
sudo aptitude update
  • MongoDBインストール
sudo aptitude install mongodb-org
保存先変更(オプション)

MongoDBの格納先を、冗長化構成されているパーティションにするため対応しました。

  • 格納ディレクトリ作成
sudo mkdir /home/mongodb

保存先を変えたいところにします

  • 所有者変更
sudo chown -R mongodb:mongodb /home/mongodb
  • 所有者変更確認
ls -ld /home/mongodb
  • 設定ファイルのバックアップ取得
sudo cp -pi /etc/mongod.conf /path/to/backup/mongod.conf.$(date +%Y%m%d)

任意のバックアップディレクトリを指定します。

  • バックアップ確認
sudo diff -u /etc/mongod.conf /path/to/backup/mongod.conf.$(date +%Y%m%d)

バックアップが保存されたか、差分がないことで確認します。

  • ファイル書き換え
sudo sed -i 's/dbPath: \/var\/lib\/mongodb/dbPath: \/home\/mongodb/' /etc/mongod.conf
  • 差分確認
sudo diff -u /path/to/backup/mongod.conf.$(date +%Y%m%d) /etc/mongodb.conf
  • 差分
-  dbPath: /var/lib/mongodb
+  dbPath: /home/mongodb
自動起動有効
  • mongodサービス起動
sudo systemctl start mongod
  • サービス起動確認
systemctl status mongod

active (running)を確認します

  • 自動起動有効化
sudo systemctl enable mongod

yarnインストール

  • npmでyarnインストール
sudo npm install -g yarn
  • turboインストール

※Growi v6.1.0から必須パッケージとなりました。

sudo yarn global add turbo

Growiインストール

  • git clone
sudo git clone https://github.com/weseek/growi /home/www-data/growi

※任意のディレクトリを指定します。

  • ディレクトリ移動
cd /home/www-data/growi && pwd

先ほどcloneしたディレクトリです。

  • チェックアウト
sudo git checkout -b v7.0.23 refs/tags/v7.0.23

2024/10/30現在の最新版をチェックアウトします。

  • yarnによるインストール
sudo yarn

CPUのスペックによっては相当な時間がかかります。

  • ビルド
sudo yarn app:build

v7からこの操作が必要です。やはり時間がかかります。

自動起動スクリプトの作成

  • systemd作成
cat <<- __EOF__ | sudo tee -a /etc/systemd/system/growi.service
[Unit]
Description = growi
After=network-online.target mongod.service
ConditionPathExists=【/home/www-data/growi】

[Service]
ExecStart=【/home/www-data/growi/】growi-start.sh
Restart=no
Type=simple

[Install]
WantedBy=multi-user.target
__EOF__

※【】内を、git cloneしたディレクトリにします。

  • Growiインストールディレクトリに作成
  • 教義・信仰に沿ったエディタで作成します。
  • ファイル名:growi-start.sh
  • growiを配置したディレクトリ内に作成します。
#!/bin/bash
cd 【/home/www-data/growi】
NODE_ENV=production \
AUDIT_LOG_ENABLED=true \
FORCE_WIKI_MODE=private \
MONGO_URI=mongodb://localhost:27017/growi \
ELASTICSEARCH_URI=http://localhost:9200/growi \
REDIS_URI=redis://localhost:6379 \
PASSWORD_SEED=[任意の文字列] \
npm start

※【】内を、git cloneしたディレクトリにします。
[]内には任意の文字列を入れます。 例:PASSWORD_SEED=GOLDEN_SEED

また、オプションなどは好みに応じて指定してください。(今回はs3互換クラウドストレージに保存するため、ファイルのアップロードを自由選択にしています。)

  • 権限変更
sudo chmod +x /home/www-data/growi/growi-start.sh
  • systemd設定反映
sudo systemctl daemon-reload
  • growi有効化
sudo systemctl start growi.service
  • growi有効化確認
systemctl status growi.service

active(running)を確認

  • 自動起動有効化
sudo systemctl enable growi.service

Apacheによるリバースプロキシの設定

  • モジュールインストール
sudo a2enmod proxy_http rewrite
  • apache再起動
sudo systemctl restart apache2.service
  • ログ保存ディレクトリ作成
suod mkdir /var/log/growi/
  • 所有者変更
sudo chown -R www-data:www-data /var/log/growi
  • 設定ファイル作成
cat <<- __EOF__ | sudo tee -a /etc/apache2/sites-available/growi.conf
<VirtualHost _default_:80>
    ServerName 【hoge.example.com】
    # ドメイン名を指定します
    RewriteEngine On
        RewriteCond %{HTTPS} off
        RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
# HTTPアクセスを強制的にHTTPSにリダイレクトします
</VirtualHost>

<VirtualHost _default_:443>
    ServerName 【hoge.example.com】
    # ドメイン名を指定します
    CustomLog /var/log/growi/growi_access.log combined 
    ErrorLog /var/log/growi/growi_error.log

#SSL設定
  SSLEngine on
    Protocols h2 http/1.1
  # SSLを有効化します

SSLCertificateFile 【/etc/certs/hoge.example.com.crt】
# SSL証明書を指定します
SSLCertificateKeyFile 【/etc/private/hoge.example.com.key】
# 秘密鍵を指定します

    # Header に Host: example.com を追加するため
    ProxyPreserveHost On
    # HTTPS利用時: Header に x-forwarded-proto: https を追加するため
    RequestHeader set x-forwarded-proto 'https'
    # Apache では static assets で 304 が返らないことがあるので ETag を無効化する
    <ifModule mod_headers.c>
            Header unset ETag
    </ifModule>
    FileETag None

    # socket.io の path を rewrite する
    RewriteEngine On
    RewriteCond %{REQUEST_URI}  ^/socket.io            [NC]
    RewriteCond %{QUERY_STRING} transport=websocket    [NC]
    RewriteRule /(.*) ws://localhost:3000/$1 [P,L]

    ProxyPass / http://localhost:3000/
    ProxyPassReverse / http://localhost:3000/

</VirtualHost>

SSLProtocol             all -SSLv3 -TLSv1 -TLSv1.1 -TLSv1.2
SSLCipherSuite          ECDHE-ECDSA-AES128-GCM-SHA256:ECDHE-RSA-AES128-GCM-SHA256:ECDHE-ECDSA-AES256-GCM-SHA384:EC6-GCM-SHA384
SSLHonorCipherOrder     off
SSLSessionTickets       off
__EOF__

【】内を自分の環境に変更してください。

※Ubuntu22.04の時と異なり、socket.ioのpathは公式ドキュメント通りで正常に動作しています。

  • 設定反映
sudo a2ensite growi.conf
  • コンフィグ確認
sudo apache2ctl configtest

Syntax OKを確認します。

  • Apache2再起動
sudo systemctl restart apache2.service

Growiインストール確認

http://設定したドメイン でアクセスします。

この初期サイトが表示されたらインストール完了です。

サーバSSH接続時に「REMOTE HOST IDENTIFICATION HAS CHANGED」のエラーメッセージが出たときの対処。

再インストールしたLinuxサーバに対して、Linuxクライアントから公開鍵認証でSSH接続を行ったところ以下のメッセージが出ました。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
@    WARNING: REMOTE HOST IDENTIFICATION HAS CHANGED!     @
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
IT IS POSSIBLE THAT SOMEONE IS DOING SOMETHING NASTY!
Someone could be eavesdropping on you right now (man-in-the-middle attack)!
It is also possible that a host key has just been changed.
The fingerprint for the ED25519 key sent by the remote host is
SHA256:********************************
Please contact your system administrator.
Add correct host key in /home/hoge/.ssh/known_hosts to get rid of this message.
Offending ECDSA key in /home/hoge/.ssh/known_hosts:2
Host key for hoge.example.com has changed and you have requested strict checking.
Host key verification failed.

それに備えて秘密鍵を新しいものに差し替えていましたが、サーバが再インストール前の公開鍵情報を覚えていたという形です。

「SSHホスト鍵が変わってるよ!」と怒られたときの対処

上記そのものズバリの解決策がありましたので、これに沿って対応していきます。

エラーが起きたLinuxクライアントで

ssh-keygen -R hoge.example.com

を実行するだけ。(ホスト名は自分の環境に合わせます)

# Host hoge.example.com found: line 1
# Host hoge.example.com found: line 2
/home/hoge/.ssh/known_hosts updated.
Original contents retained as /home/hoge/.ssh/known_hosts.old

のメッセージが出てきたら対処完了です。

改めて、新たな秘密鍵を用いて

ssh -i /path/to/private/key/hoge.exammple.com.key hoge@hoge.example.com

等としてssh接続を行い、

This key is not known by any other names.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])? yes

と、無事に接続ができました。

Ubuntu24.04に導入したnginxをバーチャルホスト化。

概要

Ubuntu24.04にリポジトリを利用して追加したnginxは、apacheのようにバーチャルサイトが最初から備わっていませんでした。

そこで、その設定を施します。

バーチャルサイトの設定ファイル格納ディレクトリの作成

sudo mkdir -p /etc/nginx/sites-available
sudo mkdir -p /etc/nginx/sites-enabled
ls -ld /etc/nginx/sites*

sites-availablesites-enabledディレクトリがあることを確認します。

バーチャルサイト有効化

  • ファイルバックアップ
sudo cp -pi /etc/nginx/nginx.conf /path/to/backup/directory/nginx.conf.$(date +%Y%m%d)

任意のバックアップディレクトリを指定します。

  • ファイルバックアップ確認
diff -u /path/to/backup/directory/nginx.conf.$(date +%Y%m%d) /etc/nginx/nginx.conf

差分がなければバックアップは成功です。

  • ファイル書き換え
sudo sed -i '/http {/a \    include /etc/nginx/sites-enabled/*;' /etc/nginx/nginx.conf
  • ファイル書き換え確認
diff -u /path/to/backup/directory/nginx.conf.$(date +%Y%m%d) /etc/nginx/nginx.conf

以下の差分を確認します。

+    include /etc/nginx/sites-enabled/*;

サンプルのhtmlファイルを作る

ファイル格納ディレクトリは自分の環境に合わせます。

sudo -u www-data tee /home/www-data/index.html > /dev/null <<EOL
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>Welcome to example.com</title>
</head>
<body>
<h1>Welcome to example.com!</h1>
<p>This is a sample page served by Nginx.</p>
</body>
</html>
EOL

サンプルのバーチャルサイトを作成する

ファイル名やserver_nameは自分の環境に合わせます。

  • 設定ファイル作成
sudo tee /etc/nginx/sites-available/sample.conf > /dev/null <<EOL
server {
listen 80;
server_name example.com www.example.com;

root /home/www-data;
index index.html index.htm;

location / {
try_files \$uri \$uri/ =404;
}

# セキュリティ設定
# サーバー情報を隠す
server_tokens off;

# MIMEタイプの設定
include /etc/nginx/mime.types;
default_type application/octet-stream;

# XSS対策
add_header X-Content-Type-Options nosniff;
add_header X-Frame-Options SAMEORIGIN;
add_header X-XSS-Protection "1; mode=block";

# ファイルのアップロードサイズ制限
client_max_body_size 1M;

# ログの設定
access_log /var/log/nginx/example.com.access.log;
error_log /var/log/nginx/example.com.error.log;
}
EOL

設定ファイル有効化

  • シンボリックリンク作成
sudo ln -s /etc/nginx/sites-available/sample.conf /etc/nginx/sites-enabled/
  • 構文確認
sudo nginx -t

nginx: the configuration file /etc/nginx/nginx.conf syntax is ok
nginx: configuration file /etc/nginx/nginx.conf test is successful

を確認します。

  • サービス再起動
sudo systemctl restart nginx.service

設定したURLでアクセスできることを確認します。

これで、バーチャルサイトが設定されました。

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