「自室で快適に過ごす」を追求していったところ、ピンと来るボードゲームがあったので注文しました。ソロゲーム専用という謳い文句とこちらの紹介文にあるように、
一風変わったパズル性を持った難易度の高いゲーム
に惹かれて注文です。
カードとキューブ、ポーンのみと小箱特有のスッキリしたコンポーネント。セットアップは各ロケーションを無作為に並べ(7日目の《千年樹》のみ最後)、アイテムを任意の枚数だけ選び、山札から1枚(アイテムによって2枚のパターンあり)引いて手札とします。
手順はやや複雑。
- カードを1枚引く。
- カードの数字の分だけ白いポーンを進め、行き先にカードを置く。前に置かれているカードがあれば下にずらす。最大数に達したら下のカードを捨てる。移動時、「ループ」したら1枚引いて捨てる。
- 「7-(2)でプレイした数字」の分だけ2つの黒いポーンのどちらか1つを進める。(黒いポーンが「ループ」した際は引いて捨てるは無し)
- (2)に置かれたイベントを上から順に解決する。
- 各ストーリーがクリアされたかをチェック。
- ゲームクリアの条件を満たしたかをチェック。ゲームをクリアしていなければ(1)に戻る。
ストーリークリアの条件は
- 白いポーンと黒いポーン2つがいる場所に、その色のイベントカードがある。
- 3ヶ所各1枚でもよく、3つのポーンが同じ場所にいてもクリア。
ゲームクリアは
- 各5つのストーリーを全てクリアして、3つのポーン全てが《7日目:千年樹》にある
と、ゲーム進行の複雑さに反してシンプル。ですが、これがとても難しかったです。
- 移動は強制なのでコントロールがシビア。
- イベントカードは30枚しかなく、「ループ」のたびに山札のカードが1枚減る。
- 山札が0になった状態でカードを引く必要がある場合は即座に敗北。(いわゆるライブラリーアウト)
そのため、プレイしたカードを把握しつつ残りのカードを推測し、イベントやストーリーのクリア報酬のキューブを利用してクリアに向けてプレイする必要があります。
それらを大きく手助けしてくれるのが「クリア時のVPと引き替えに強力な効果を持つアイテム」。正直、今の自分の練度と思考力ではアイテム無しでのクリアは無理です。
1ミスが致命的な分、解決の糸口が見つかり、クリアした時の喜びや余韻は果てしなかったです。
数学的and/or四次元的思考を鍛えたい、仮説や思考実験が好きな人には打ってつけの素敵ボードゲームです。
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