NASセットアップ中に起きたHDD初期不良。
これに対してどのようなサポートをし、復旧させたかのメモです。
大前提
サポートを受けられる権利の確認。
これが一番大切です。そもそも、メーカーにしても代理店にしても「故障した」って連絡はまず受け取りたくないもの。
- 購入したという証跡(レシートや注文番号)
- 機器のシリアルナンバー
は必須です。特に、大手代理店やメーカーは、「これは確実にうちのメーカーの正当なものである」というデータベースを持っていますから、その紐付けのためにも上記二つは持っておきましょう。
現状維持。
また、機器の外箱や梱包材なども持っておいたことが今回のスムーズな解決につながります。購入したらすぐ捨てるという断捨離精神は「機器の移行」では命取りになりやすいです。
問い合わせの内容
上記、準備ができたらメールなり問い合わせフォームなどで確認。
サポートへの報告例の前の余談
買ったばかりの製品がいきなり故障。そら、感情的になります。「高い金払わせておいて」の気持ちが先に来るのは当然です。
しかし、前項で示した「バスタブ曲線」であるように、初期不良はつきものです。実際に秋葉原などのパーツ屋で「初期不良は○日以内」ということを聞いた方もいるでしょう。
- 初期不良は起こり得るもの。だから販売店はその方法を明示している
- であれば、そのプロトコルに則る
が、結果的に最速の復旧となります。
サポートへ聞いてみる
これは、筆者の祖母が生前によく言っていたことですが;
「丸い卵も切り様で四角。言葉も言い様で角が立つ」
「聞き間違いは言い手の責任。言い間違いは聞き手の責任」
は、今の大炎上時代を見越したとしか思えない言葉。
- サポート担当が「じゃあ、助けよう」と気持ちよく手配できる
- 互いに誤解を生まない表現
は必要です。
筆者はこんな感じでサポートに聞きました。
ご担当者様
お世話になっております。
○月X日、購入店(または購入サイト名)にて
- 購入したもの1
- 購入したもの2
- 購入したもの3...
を、注文番号:xxxxxxxx で購入いたしましたところ、以下の不良が発生しましたので対応をお願いしたいです。
【不良が起きた製品】
HDD (シリアルナンバー)
【状況概略】
セットアップ中、ディスク読み取りエラーとなって認識されない状況となっております。
【具体的なメッセージ】
TS-216Gの管理画面で
「1つ以上の回復不能な読み取り/書き込みエラーが検出されました。ディスクを交換することを検討してください
のエラーが発生しています。(添付をご参照ください)
QNAP本体もDisk2が赤く点灯しておりました。
〔QNAP本体のエラー〕
以下を確認しております。
エラー 2026-03-27 01:02:40 --- --- localhost --- Storage & Snapshots Disk [Storage & Snapshots] Disk "Host: 3.5" SATA HDD 2" failed. Volume: HOLD, Storage pool: 1.
【事象発生時の操作】
以下を行いました。
1. HDD装填
2. ディスクの認識
3. RAID構築
4. ボリューム作成
5. ボリューム作成後に上記エラーを発見。
【事象発生後に実施したこと】
1. QNAP本体の再起動 → 変化無し
2. ディスクのさし直し → 変化無し
【推定される事象と依頼】
初期不良と思われます。同品交換をお願いできますでしょうか。
または、そうでないならば、対応方法をご教示ください
ここでのポイント
5W1Hの確認
「いつ、どの様な操作で、何が起きたか」は確実に伝えましょう。
あくまでも人為的な/故意ではないことを伝える
これが「サポート埒外の操作をしていた」「ブチ切れて機器を床にたたき落とした」等は話を聞いてもらえないでしょう。
何をやっていたかは正常に伝えましょう。
事象の概略→詳報の順番。
相手は何百、何千と問い合わせに対応しています。その対応の是非をトリアージしています。なので「これは早急に対処が必要だ」という書き方のためにも
- まず何が起きたか
- 何をしたらこうなったか
- どうして欲しいか
の3点の順番で伝えると、担当者は「これはすぐに動かねば」となります。
サポートの対応結果
驚くほど迅速でした。
- 障害が起きたパーツ(HDD)を交換する
- その手配をしたので都合のつく日時を教えてほしい
旨を伝えられたので、それを連絡。
そして、すぐに到着。もちろん、それに備えて
- 可能な限りの原状復帰
- HDDを静電気保護袋
- 梱包材
- 外箱
に入れて、その中に
- 購入履歴のコピー
- 発生した障害のメモ
を添えて、担当者が分かりやすい様にしておきます。
状況解決
新しいHDDが到着して、ディスクをQNAPのベイに入れたところ無事認識!

RAIDの構築も正常に行えたので本当に良かったです。

今回のまとめ
構築中に起きた出来事に救われた
これに尽きます。移行時のミスだったので切り戻し、手戻りは容易です。
バスタブ曲線の最初の段階で起きたので迅速な対応ができました。
信頼できる店舗で買えたこと。
そもそも、15年以上も前のデータや父のデジタル遺産を引き継いだ背景もあり「製品の信頼性」が第一でした。
そのため、「どこで買うか」というのは「どのメーカーのもので買うか」以上に重要です。
今回、QNAP/WDという信頼と実績あるメーカーを、信頼できる店舗(TSUKUMO)で買ったのは、販売実績とサポートが厚いという2点によるところが大きいです。
本当のコストパフォーマンスとは
この言葉が叫ばれて久しいですが、筆者は「コストとやらの本質を見失っていないか」という疑問があります。
というのも、「近所のスーパーより10円安いから」といって卵を隣町のスーパーで
- 交通費
- 時間
をかけて手に入れるという行為は、「10円の価値があるのか?」です。特に人間というやつ、かかったコストは計算できてもかかった時間は無頓着になりがちです。
例えばこれが出所が怪しい店舗で、連絡手段がよくわからない店で買っていたら障害発生後の即交換は望めなかったでしょう。
新たな10年に向けて
購入して10年超というNASの移行はなかなかのドラマがありましたが:
新たなデータストレージの引き継ぎがなんとか解決に向かって一安心でした。
次の10年も無事に持つかどうか、それこそ、大切に適切に扱っていきたいです。
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