概要
Ubuntu24.04にWebサーバーApacheをインストールします。最近のトレンドではNginxではあるものの、
- 豊富なモジュールとカスタマイズ
- 動的コンテンツの設定をしやすい
- 小規模サイトを立ち上げる上での手間の少なさ
を考慮してのApache設定です。
さっくりとした手順
- Apacheのインストールを行います。
- Apacheの設定を行います。
- 設定の反映を確認します。
インストールを行います。
- レポジトリ追加
sudo add-apt-repository ppa:ondrej/apache2
- パッケージ全体のアップデート
sudo aptitude update
- apacheのインストール
sudo aptitude install apache2
- バージョン確認
apache2ctl -v
Server version: Apache/2.4.62 (Ubuntu)
Server built: 2024-07-22T12:37:10
- サービス稼働確認
systemctl status apache2.service
enabled
とactive (running)
を確認します。
設定を行います。
- 設定ファイルのバックアップ
sudo cp -pi /etc/apache2/apache2.conf /path/to/backup/directory/apache2.conf.$(date +%Y%m%d)
任意のバックアップディレクトリを指定します。
- 設定ファイルのバックアップ確認
diff -u /path/to/backup/directory/apache2.conf.$(date +%Y%m%d) /etc/apache2/apache2.conf
差分が無いことでバックアップを確認します。
- 設定ファイル追記
sudo tee /etc/apache2/apache2.conf > /dev/null << 'EOF'
ServerSignature Off
ServerTokens Prod
ServerName 自分のサーバー名
EOF
自分のサーバー名を英数字で置き換えてください。
- サーバーの署名をオフにして
- 最小限の情報のみを公開し
- Webサーバの名前を指定する
内容です。
- 追記確認
diff -u /path/to/backup/directory/apache2.conf.$(date +%Y%m%d) /etc/apache2/apache2.conf
- 差分内容
+ ServerSignature Off
+ ServerTokens Prod
+ ServerName 自分のサーバー名
設定反映を確認します。
- 構文確認
sudo apache2ctl configtest
Syntax OKを確認します。
- サービス再起動
sudo systemctl restart apache2.service
- サービス再起動確認
systemctl status apache2.service
active (running)
を確認します。
- 設定反映確認
curl -I http://localhost
以下のように、ServerヘッダーにApacheのみが表示されていることを確認します。
Server: Apache
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