先週のボードゲーム会で魅力を再発見したボードゲーム『ニューファンドランド』。
北大西洋の覇を競うプレイヤー(大船団を率いる総督)の特徴を改めてご紹介です。(ボドゲーマに寄稿した文章です)
このゲームはランダムに選ばれた国を担当します。
そこで、何度か試して得られた各国の簡単な戦略を記します。(用語の日本語訳はメビウスゲームズの説明書に合わせています)
イングランド:
積み込み:★★★★★
入植 :☆☆☆☆☆
販売 :★★★★☆
発見 :★★★★★
固有能力:植民地港(積み込みを強さ2以上で実行した場合、追加で1枚のx1カードを受け取る)
戦略:
植民地港は積み込み時に追加の資源だけでなくチャーター船も余分に入手できます。入植はスペインに負けるので発見で得た資源を箱4の船または販売に回しましょう。
おすすめの船長:
資源獲得は発見で行うため、コロンブスが特に強力です。
フランス:
積み込み:★★★★☆
入植 :★★★☆☆
販売 :★★★★★
発見 :★★☆☆☆
固有能力:徴税所(販売達成時、+3の勝利点を得る)
戦略:
序盤の展開は他国に譲るものの、資源が余ってくる第3/第4Rの販売の強さは他の追随を許しません。イングランドと同じく箱4のレア船の入手を目指すとともに、入植で得られるボーナスを見込んで、収入フェイズで手持ちに資源がなくても販売に回すぐらいの強気の戦略が求められます。
おすすめの船長:
獲得時と収入/建設フェイズに黄金を入手できるコルテスがベストと言えるでしょう。また、積み荷を増やすためのドレイクもまた強力です。
オランダ:
積み込み:★★★★☆
入植 :★★★☆☆
販売 :★★★★☆
発見 :★★★☆☆
固有能力:陸軍省(全てのアクションで速力+2)
戦略:
ポルトガルと別のベクトルのバランス型。速力+2はまずイニシアチブ勝負を決定づけるため、他国の出鼻をくじくことができます。そのため、インタラクションを意識した戦略をとっていきます。
おすすめの船長:
基本的に誰でも強さを発揮できますが、マゼランで「絶対に速さ勝負で勝つ」か、ドレイクで船を増やして手数を増やしていきます。
スペイン:
積み込み:☆☆☆☆☆
入植 :★★★★★
販売 :★★★★☆
発見 :★★★★★
固有能力:植民地管理所(入植時、他のキューブが置かれているマスに追加でキューブを置き、どちらかのボーナスを得る)
戦略:
固有能力発動後、入植はスペインの独壇場となります。第1Rから船を入植と発見に割り当て、島の完成を目指しつつマジョリティを得るのが基本にして強力な戦術となります。
おすすめの船長:
エリアマジョリティの要となるコロンブスや、イニシアチブが取れるマゼランの2人のどれかを状況に応じて選んでいきます。
ポルトガル:
積み込み:★★★☆☆
入植 :★★★★☆
販売 :★★★☆☆
発見 :★★★★☆
固有能力:船着き場(共通の船着き場とは別に追加で船を置ける)
戦略:
オランダと双璧を成すバランス型。船の数が単純に増えるため、物量作戦で他国と差をつけていきます。船を積極的に買い替えていき(場合によってはレア船の交換も)、状況に応じて植民や発見などを行います。
おすすめの船長:
オランダと同様に誰を選んでも役立ちますが、強みをさらに活かすドレイク、販売の箱数を補うためのダ・ガマとの相性が抜群です。
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