「初期TRが14、1人で全てのグローバルパラメータを14世代でMAXにする」『テラフォーミング・マーズ』ソロプレイでの企業の強さは多人数でのそれと異なりました。

私見ではあるものの、そんな「たった1人の地球化計画」での企業を評価。

なお、繰り返しますが、これはソロプレイでの個人的評価であり、自身のゲーム経験は他の強者に及ばないことをお許しください。

最初にご紹介するのは対人/対CPUと異なる強さの企業群です。

〔フォボログ〕

タグ:宇宙
開始時:チタン10個、23MC
効果:チタンの価値+1MC

この火星時代、宇宙事業における先駆者を目指すフォボログは、国家的な宇宙プログラムを幾つか獲得している。それによって既存の多くのインフラと技術へのアクセスを許されたため、その利権を最大限に活用しようとしている。

いろいろ言われていますが、今までプレイした中で地球化の確率が一番高かった最有力企業でした。最序盤から《ダイモス落とし》《ソレッタ》などの強力なカードが使えるのは強烈なので、ハマったときの爆発力は他の追随を許しません。
 そのため、最初に海タイルを配置するのは2チタンにしましょう。

〔サターン・システムズ〕

タグ:木星
開始時:チタン産出量+1、42MC
効果:このカードも含め、木星タグがプレイされるたび、自分のMC産出量+1。

土星の複数の採掘権を保有するサターン・システムズは、長年の貴重な経験を蓄積している。希少金属、宇宙船、燃料の供給元として、この企業は外惑星に対する必要不可欠な存在なのだ。そして今や火星のテラフォーミングにおいても、重要な役割を果たす準備はできている。

 先の〔フォボログ〕と同じ理屈ですが、こちらは自身が持つ木星タグにより、《トリウム小惑星より電力転送》にアクセスしやすいのが特徴。また、1枚の重カードのプレイが優先されるソロゲームでは、チタン算出+1も魅力。
 フォボログに比べ爆発力に欠ける代わりに安定性を得ているという評価です。

〔インヴェントリクス〕

タグ:科学
開始時:45MC。ゲームの最初のアクションとして3枚獲得。
効果:グローバル・パラメータの各条件は、それぞれ+2もしくは-2として扱うことができる。

他の巨大企業との競争において、インヴェントリクスは筋肉のみならず頭脳も活用する。そのモットーは「正しく行え」であり、研究開発に重きを置いている。


 こちらも多人数とは異なりソロでの強力な企業という印象でした。

  •   カードを買うお金すらおぼつかないソロで1T目3ドロー
  •   条件があるカードにアクセスしやすい
  •   企業自身が持つ科学タグも他の科学カードを使いやすい


 と、結構な好条件が揃っています。

〔トールゲート〕

タグ:電力
開始時:エネルギー産出量+1、48MC。
効果:電力タグをプレイ時、および標準プロジェクト《発電所の設置》実行の際、コスト-3MC。

地球の石油備蓄が尽きるにつれ、北欧のトールゲートは最新のテクノロジーによって、エネルギーの分野に置ける新世界の旗手になろうとしていた。火星のコロニーが拡大の一途を遂げる今、トールゲートは、エネルギー問題に関する実行可能な解決策を打ち出そうとしているのだ。


 これまた意外に役立つ企業です。《鉄鋼所》のように電力を使って酸素を上げていく青カード、電力と引き換えにTRを上げる各種カードを使いやすいのです。

次回では対人(対CPU)でのプレイと同じぐらいの強さの企業群をご紹介します。